先週の水曜日に次回バロンドールの30名の候補者が発表されましたが、アトレティコ・マドリーの選手は一人もノミネートされていません。この賞だけでなく、トロフェオ・コパやトロフェオ・ヤシン、女子バロンドールにもアトレティコの選手は選ばれていませんでした。
アトレティコ・マドリーの選手がゼロであることは、今季の彼らの成績から理解できます。コパ・デル・レイとチャンピオンズリーグでは善戦しましたが、ラ・リーガでは最悪の順位に終わりました。さらに、ユーロ優勝に貢献した他のスペインの選手たちが目立ったこともあり、ル・ノルマンやモラタが選ばれなかったのも納得できます。
このリストには、グリーズマンのように通常このような賞にノミネートされる選手が欠けています。グリーズマンはかつて、クリスティアーノ・ロナウドとメッシに次ぐバロンドール3位に輝いた選手です。実際、2018年にはフランス代表でのワールドカップとアトレティコ・マドリーでのヨーロッパリーグで重要な役割を果たしたにもかかわらず、驚くべきことにこの賞の候補から外れました。
また、前回のリストに名を連ねていた選手としてフリアン・アルバレスがいます。彼は昨シーズン、マンチェスター・シティでプレミアリーグを制しましたが、プレー時間があっても常にハーランドの陰に隠れていました。アトレティコでは、彼が再び世界の舞台でそのポジションを取り戻そうとしています。ちなみに、昨年のバロンドールの投票でスペイン代表監督のルイス・デ・ラ・フエンテは、彼に最高の評価を与えていました。
このリストには、今シーズン何もタイトルを獲得していない選手が何人か含まれています。例えば、アーセナルの選手たちです。ウーデゴール、ライス、サカ、サリバはいずれも何も獲得していません。同様に、バイエルン・ミュンヘンのハリー・ケインや、チェルシーのコール・パーマー、アストン・ヴィラの“ディブ”・マルティネスも同じ状況です。彼らの場合、個々のパフォーマンスがチームの成功を上回ったといえるでしょう。
また、今年はオブラクがヤシン賞を獲得する可能性がありません。確かに、昨シーズンは彼のベストな状態ではなく、彼が候補に入るのは不思議だったでしょう。大きな驚きは、南アフリカのマメロディ・サンダウンズに所属するゴールキーパー、ロンウェン・ウィリアムズのノミネートです。彼に加え、ディオゴ・コスタ（ポルト）、ドンナルンマ（PSG）、コベル（ドルトムント）、ルニン（レアル・マドリード）、マイニャン（ミラン）、ママルダシュヴィリ（バレンシア）、ディブ・マルティネス（アストン・ヴィラ）、ウナイ・シモン（アスレティック）、ゾマー（インテル）がノミネートされています。
パブロ・バリオスも、最優秀若手選手に贈られるコパ賞の候補者には含まれていません。この賞は特に何も問題がなければ、17歳になったばかりでユーロを最多アシストで終えたラミン・ヤマルが受賞するにふさわしいと言えるでしょう。アトレティコのアカデミーが評価されるポイントとして、その候補者の一人に、下部組織で育ったガルナチョがいることが挙げられます。その他の候補者には、クバルシ（バルセロナ）、アルダ・ギュレル（レアル・マドリー）、コナテ（ザルツブルク）、マイヌー（マンチェスター・ユナイテッド）、ジョアン・ネヴェス（ベンフィカ-PSG）、サヴィーニョ（ジローナ-マンチェスター・シティ）、マティス・テル（バイエルン・ミュンヘン）、ザイール・エメリ（PSG）が含まれています。
もちろん、シメオネは最優秀監督賞にはノミネートされていません。過去数年間で何度も候補になってきましたが、今シーズンはタイトルを獲得していないため、ノミネートは難しかったでしょう。今年の候補者は、ルイス・デ・ラ・フエンテ（スペイン）、カルロ・アンチェロッティ（レアル・マドリー）、シャビ・アロンソ（バイヤー・レバークーゼン）、ペップ・グアルディオラ（マンチェスター・シティ）、リオネル・スカローニ（アルゼンチン）、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ（アタランタ）です。
最後に、女子部門でもアトレティコ・マドリードは忘れられてしまいました。間違いなく、アジバデが昨シーズンの最優秀選手の候補に最も近い選手でしたが、彼女もノミネートされませんでした。
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