アトレティコ・マドリーの主将を退団する2012年夏まで務めた元スペイン代表DFアントニオ・ロペスが、母国紙『Marca』とのインタビューで古巣の現状について自身の見解を述べた。
この夏の移籍市場では多くのポジションで主力の入れ替わりが行われているアトレティコ・マドリー。一方、2年間プレーしたマジョルカを退団し、「今は国内外から届いたオファーを検討している」と自身の去就について説明したA・ロペスだが、やはりかつてプレーしていた古巣の左サイドバックの動きが気になるようで、絶対的レギュラーだったブラジル人DFフィリペ・ルイスが移籍した影響を心配しながらも、新戦力のブラジル人DFシケイラに期待を寄せた。
「フィリペ・ルイスのようなサイドバックの穴を埋めるのは簡単ではない。昨シーズンはチームのレベル自体も極めて高かったのだから尚更だ。それゆえ、単純に選手の比較をするのは得策ではないと思う。しかし、シケイラが確実に計算できる選手であることは間違いない。フィジカル的にもテクニック的にも必要とされるあらゆる特性を備えた彼ならば、素晴らしい活躍をしてくれると確信している」
一方、チームの元主将からエールを送られたシケイラは、同じく新戦力であるクロアチア代表FWマンジュキッチやフランス代表FWグリーズマンらと共に、急ピッチで調整を進めていることを説明した。
「個人的には、あらゆる面において状態が日増しに良くなっていると実感している。僕達新戦力は今、ディエゴ・シメオネ監督のフットボール哲学やチームの特長である躍動的なプレーをいち早く高次元で体現できるよう、ハードワークを重ねているところだ。僕らが新しい環境に適合した時、アトレティコ・マドリーは何も足りないものがないチームになるはずだ」
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