23日(現地時間)に行われたワールドカップ(W杯)・グループB最終節、すでに敗退が決定しているスペインはオーストラリアとの一戦を3-0で制し、勝利で今大会を終えた。この一戦が代表でのラストゲームとされていたFWダビド・ビジャは試合後、引退するのかを明確に口にすることはなかった。スペイン『マルカ』が伝えている。
この試合で1得点を記録したアストゥリアス出身FWは、次のようにコメントしている。
「できるなら、55歳まで代表でプレーしたい。このチームを心から愛しているからね。だけど、それが不可能であることは分かっている。僕はMLS(メジャーリーグサッカー)加入を決断し、(MLS開幕までの)今後6カ月の間、競争から離れることになる。そのような状況で代表に招集されるのは、とても難しい。普通であれば、ここで終わるべきだろう」
「この先6カ月間のことは、これから見ることになる。だけど、僕はこれまで通り働き続けるし、監督が望むなら喜んで代表に加わるよ。もちろん、現実を見なくてはならないけどね」
キャリア最後のW杯を終えた感想も述べた。
「代表でのプレーは僕にとって大きな喜びだ。最初の2試合では相手に上回られ、今日の試合では堂々と大会に別れを告げる必要があった」
「最初のゴールを決められて満足している。だけど僕たちは、大きな悲しみを感じながら、ここを去ることになる。もっと長い時間、ブラジルに滞在することを望んでいたからね」
スペインの歴代最多得点者であるビジャは、その記録を59得点まで伸ばしている。
「その記録が数年しか続かないことを望むよ。自分がいようがいまいが、それが代表のためだ。僕はいつだって、スペインの最高の未来を願い続ける」
コメント