ジョアン・フェリックスがアトレティコに戻る…バルサの「失態」を経て

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アトレティコ・マドリーは、2024-25シーズンに向けた最初の「補強」をすでに行いました。言い回しはちょっと大げさですが、ご存じの通りです。実情は、ジョアン・フェリックスがFCバルセロナでの1シーズンのレンタルを終え、法的には再びアトレティコ・マドリーの選手となったということです。

カタルーニャのクラブは、アトレティコ自身が6月30日(日曜日)に契約終了となる選手について発表したように、複数の選手の退団を確認しました。その中にはポルトガル代表の選手であるジョアン・フェリックスも含まれていました。

アトレティコ・マドリー史上最高額の1億2,700万ユーロを投じて2018年夏に獲得したジョアン・フェリックスは、昨シーズンはバルセロナにレンタル移籍していました。彼は、全コンペティションで44試合に出場し、10ゴールと6アシストを記録しました。しかし、本人もクラブも期待したほどの数字ではありませんでした。
興味深いのは、シメオネ率いるアトレティコ、ポッターとランパード時代のチェルシー、そして昨シーズンのチャビ・エルナンデス率いるバルセロナと、どのチームでも出場率がだいたい50%前後だった点です。

今週の報道によると、バルサの新しい監督ハンジ・フリックはジョアン・フェリックスを引き留めたいと考えているようですが、現時点では彼は元のクラブに戻ることになります。これは、カタルーニャのクラブの経営陣にとって譲れない条件の一つだったのか、あるいはチャビ・エルナンデス監督時代にも検討された案だったのかは定かではありませんが、この解決策はアトレティコと合意することにかかっています。

ジョルジュ・メンデスという要素
しかし、問題は簡単ではありません。アトレティコ・マドリーはジョアン・フェリックスに関して、さらなるレンタルではなく、完全な解決を求めています。一方のバルセロナは、アトレティコが想定する6,000万ユーロもの移籍金を支払うことができませんし、支払いたくもありません。残された選択肢としては、フェリックス本人がバルセロナでの残留を望んでいること、そして彼の代理人であるジョルジュ・メンデス氏がアトレティコと良好な関係を築いており、過去にも複雑な移籍でアトレティコを助けてきたことが挙げられます。この最後の要素が、アトレティコが本来望むような有利な条件ではなくても、フェリックスの去就について再び影響を及ぼす可能性があるのです。

メトロポリターノのクラブは、昨シーズンと同じく、彼の高額な給与を負担したくありません。そして、もしレンタルでの移籍という話になったとしても (そのような話は今のところ出ていませんが)、その貸出に見合った補償を求めています。昨シーズンはそれが実現しなかったのです。

もちろん、昨シーズンのバルセロナでのパフォーマンスや、彼の控えめなユーロ2024も、アトレティコにとって有利な状況とは言えません。彼にとって魅力的なオファーが現れなければ、アトレティコが譲歩せざるを得ない状況となる可能性があるということです。

ところで、ジョアン・フェリックスのバルセロナ退団発表にちょっとしたミスがあり、それが今後の行方を示唆しているのではないかと話題になっています。当初、ジョアン・フェリックスとジョアン・カンセロの退団情報は、マルコス・アロンソの退団発表と同じ情報の中に「マルコス・アロンソ、、ジョアン・カンセロは残留しません」という形でまとめられていましたが、すぐに訂正され、「マルコス・アロンソはFCバルセロナを退団します」と訂正され、ポルトガル人選手2人については単に「退団」と伝えられました。

問題は、初めの文章では彼らがもうバルセロナのユニフォームを着ることはないという意味になってしまったことですが、実際には両選手がクラブに残留する可能性も残されているため、文言が修正されたのです。

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