FIFAクラブワールドカップ開催まで1年を切った今、アトレティコ・マドリーは32チームが参加する新形式の大会への出場権獲得を喜び続けています。この大会には、6つの大陸連盟の代表チームが参加し、ロヒブランコスとレアル・マドリーが唯一のスペイン代表となります。
クラブにとっての経済的な影響(参加するだけで推定5000万ユーロ以上)とは別に、スポーツ面でも大きな期待があります。アトレティコの選手たちは、世界最高のチームと共にこの大会に参加することに大きな興奮を感じています。キャプテンのコケも、このFIFAとのインタビューでその思いを隠しません。
ランキングによって出場権を獲得した、この選ばれし9クラブの一員であることをどのように評価されますか?
「とても重要なことです。これは、現在チームにいる選手だけでなく、かつて所属していた選手やスタッフの何年間もの努力の成果です。アトレティコにとって、クラブワールドカップに出場することは非常に重要なことです。新しい魅力的な大会であり、ファン全員が楽しみにしています。ここ最近の安定した成績を維持する上でも非常に重要です。」
33歳で迎えるFIFAクラブワールドカップ2025。長年にわたるキャリアの中で新たな挑戦を迎えます。
「この大会に出場することは、私にとって非常に特別な、新しく素晴らしい経験です。幸運にも代表でワールドカップに出場した経験があり、今回、私の人生のチームであるアトレティコ・マドリーでクラブワールドカップに出場できることを大変嬉しく思います。選手にとってもファンにとっても、この大会はとても魅力的で、素晴らしいものになることを願っています。」
この世界中からクラブが集う新しいフォーマットで、アトレティコを世界最高峰に導くことができるということは、あなたにとってどういう意味を持ちますか?
「子供の頃、サッカーゲームをしていて、よく憧れの気持ちで世界中の別の国や大陸のチームを選ぶことがありました。今回のような大会は、それに似ていますが、こちらは現実世界で行われるので、はるかに素晴らしいものです。実際にその場に立ち会うことができるなんて、まるで子供の頃の自分が夢中になっていたような気持ちになります。海外のクラブのユニフォームを買ってもらったり、プレゼントしてもらったりした時のようなワクワク感ですね。あの頃の子供の頃の夢が、今回この大会に出場することで現実のものになるのです。」
ディエゴ・シメオネ、アントワーヌ・グリーズマン、ヤン・オブラク、そしてあなた自身の存在について…これらの名前にもう慣れてきましたが、アトレティコは現在のヨーロッパサッカーで非常に重要な位置を占めており、同じ世代でこれらの選手が多く活躍していますね。
「ヤン・オブラク、アントワーヌ、アルバロ・モラタのような選手たちと何年も共に戦ってきました。彼らはとても重要な選手です。そして今、パブロ・バリオス、リケルメ、サム・リーノ、そして新加入のアーサー(フェェルメーレン)のような、若く才能に溢れ、やる気に満ちた選手たちもいます。我々はずっと自分たちを見ること、そして多くの人にとってのアイドルになることに慣れ親しんできました。しかし、この新しい世代もまた、我々の道を歩み続け、世界的なスター選手になることを願っています。それはまさに、私の多くのチームメイトたちが成し遂げたことです。」
ちょうどシメオネについて伺いたかったのですが、長年培ってきた関係性をどのように築き上げてきたのでしょうか?きっと今では、目だけで意思疎通できるほど理解し合っているのでしょうね。
「確かにそうですね。もう長い間一緒にやっていて、お互いが何を考えているのか、ほとんど目を見れば分かります。選手と監督の関係性を保つために、私たちは常にその線引きを意識してきました。それは、この関係を何年も続けるために重要です。もちろん、明日監督と食事に行ったり、今日でも一緒に食事をすることは可能ですが、私たちは常にその線引きを意識してきました。それは、チームとスタッフにとって重要です。ちょっとした目線で意思疎通を図り、お互いが何を望んでいるのか、チームが何を求めているのかを理解しています。私たちは、とても辛い時、苦しい時、そしてたくさんの喜びを経験してきました。そして、それがチームに結束感と強さを与えてくれるのです。」
あなたは彼の到着を直接経験しましたね。彼の影響はどのようなものだったのか、そしてどのような「スイッチ」が入って、チームとクラブのメンタリティが変わり、毎シーズンあらゆるタイトルに挑戦するチームへと変貌を遂げたのか、教えていただけますか?
「監督が到着してからすべてがとても速く進みました。タイトルを獲得し、年々チャンピオンズリーグに定着していくと、行っている仕事が非常に良いものであり、良い結果をもたらす可能性があることを実感し始めます。正確な年はわかりませんが、チームの安定性、競争力、チャンピオンズリーグでの進展、タイトルの獲得、リーグ優勝などを見て、自分たちが非常に良い仕事をしており、信じられないほどの安定性を持っていることがわかります。立ち止まって考えると、12年間にわたって競争力のある大きなチームとして重要なものを争うための素晴らしい仕事が行われてきたことが見えてきます。」
その6歳でクラブに入った少年が、いつかアトレティにいてキャプテンの腕章をつけ、世界の最高のトーナメントで戦うことを想像していましたか?
「子供の頃は、いつも応援しているチームでプレーすることを夢見ていました。私はその夢を叶え、キャリアを通してずっとこのチームにいて、キャプテンを務めることができました。しかし、ここまでとは想像していませんでした。応援しているチームでプレーしてタイトルを獲得することは夢見ていましたが、こんなに長く在籍するとは…私はクラブ史上最多出場選手ですが、ここまで来るとは思ってもいませんでした。」
試合はアメリカで行われますね。プレシーズンマッチでアメリカを訪れた時の思い出や、アメリカのサッカーファンの熱狂ぶりについてお聞かせください。
「アメリカで試合をした時はいつもとても楽しめました。アメリカのファンはスポーツイベントをとても楽しみ、一日中盛り上がります。プレシーズンマッチと公式戦ではもちろん雰囲気は異なりますが、アトレティコ・マドリーをいつも熱狂的に応援してくれて、とても楽しい時間を過ごしました。アメリカでクラブワールドカップを開催できるのは素晴らしいことだと思いますし、ファンもきっと楽しんでくれるでしょう。世界最高のチームがタイトルをかけて戦うのを見るのは、とてもエキサイティングなことでしょう。」
2024/25シーズンを締めくくる最良の方法は、アトレティコ・マドリーがクラブワールドカップの初代チャンピオンに輝くトロフィーを掲げることだと考えますか?
「それは歴史的なことだと思います。アトレティコ・マドリーの頂点に立つことは私がいつも夢見てきたことであり、今も目指していることです。仲間たちと一緒にクラブワールドカップを掲げることができたら夢のようですね。勝つためにそれを目指していきたいと思います。」
アメリカに関連する趣味はありますか? グリーズマンと同様にアメリカンフットボールが好きだと聞いたのですが。
「NFLが大好きなんです。最初はペイトリオッツのファンでした。トム・ブレイディ、ウェス・ウェルター、ジュリアン・エデルマン、ロブ・ グロンコウスキー…彼らがいた頃のチームは歴史に残るものでした。NFL観戦は本当に楽しいですね。アントワーヌや他の友達とNFLのファンタジースポーツも楽しんでいます。アメリカはスポーツの国として本当に素晴らしいと思います。選手を育てる環境が整っていて、スポーツ選手育成に最適な国のひとつですね。」
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