アトレティコ、7000万ユーロの増資を実施

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アトレティコ・デ・マドリーは、来シーズンに向けてチームの大規模な再編成を行いたいと考えていますが、それには大きな経済的努力が必要となります。そのため、クラブは増資を決定しました。

この情報によると、クラブの経営陣はこの措置を通じて来シーズンに向けて約7000万ユーロを注入することを意図しています。取締役会はこの増資を承認するために臨時総会を招集しました。

アトレティコ・マドリーの今回計画されている増資に関する臨時株主総会は、2024年6月24日 (月) 12:00にメトロポリターノ・スタジアムで開催されます。第1回の開催で承認されなければ、翌日同時間・同場所で第2回が開催されます。クラブの最後の増資は2021年に遡ります。その際には、972,082株の新株発行による820万ユーロの増資が決定され、株の額面は8.5ユーロ、発行価格は1株あたり178.60ユーロのプレミアムが付きました。これにより、総額1億8,180万ユーロ、1株あたり187.10ユーロの資金調達が行われました。

今回計画されているアトレティコ・マドリーの増資の理由は、前回の増資の理由とは異なります。前回の増資 (2021年) は、新型コロナウイルスによるパンデミックの影響でクラブの収入が減少したため、その経済的悪影響を軽減し、新スタジアム建設とトップチームの競争力を維持するための選手獲得にかかった借金を減らすことを目的として行われました。

アトレティコ・マドリーが計画している増資の詳細については以下の通りです。増資額は32,159,920ユーロで、発行する株式数は378,352株です。発行される新株は記名式の普通株式で、既存の株式と同種類・同シリーズとなります。1株あたりの額面は8.5ユーロで、発行プレミアムは1株あたり178.6ユーロです。よって、1株あたりの総投資額は187.1ユーロとなり、増資総額は70,789,659.20ユーロとなります。また、増資にあたっては既存株主が優先的に株式を引き受ける権利が認められるほか、新株の引き受け手続きや、引き受けが不成立した場合の処置についても定められています。さらに、取締役会には増資の詳細を決定する権限や、定款の一部条項を改定する権限が委任される予定です。

さらに、他の議題として以下の事項も投票にかけられます。子会社アトレティコ・デ・マドリー・インターナショナル・ホールディングS.L.の少数株式の売却許可、子会社ナサス・マドリードS.A.の設立の承認、アトレティコ・マドリレーニョのクラブ・アトレティコ・デ・マドリーS.A.D.の構造への統合、取締役会への権限付与、総会で採択された決議の実行、開発および是正、および議事録の承認です。

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