クラウディオ・ラニエリ監督、引退を発表

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公式発表されました。クラウディオ・ラニエリ監督は、23日に行われるフィオレンティーナ戦をもってカリアリを退任するとともに、監督業からも引退することが明らかになりました。イタリア人指揮官のラニエリ氏は、キャリアの始まりと同じく、サルデーニャ島のチームを最後に指揮を執ることになります。なお、カリアリは先節のレッジョ・エミリアでのアウェー戦で残留を決めています。72歳での引退となるラニエリ監督は、目標を達成した状態で現役生活にピリオドを打つことになります。監督としてのキャリアは、1988年からトップレベルで継続していました。

ラニエリは、史上最もセンセーショナルなプレミアリーグ優勝に導いたレスター・シティの監督として歴史に名を刻みました。また、スペインではアトレティコ・マドリーでの指揮経験に加え、バレンシア監督として1999年のコパ・デル・レイ優勝と2004年のUEFAスーパーカップ優勝も成し遂げています。

カリアリは以下のような声明を発表しました。
「ラニエリ監督がカリアリを去ることになりました。監督は在籍期間中に2度のセリエA昇格と1度の残留達成という偉業を成し遂げました。この1年半では、プレーオフでの勝利とセリエAでの残留という、新たな傑作を披露してくれました。」

ラニエリ監督のコメント
「私の監督業は1988年に始まり、カリアリでは2度の昇格と1度の残留という素晴らしい3年間を過ごしました。その後、クラブを離れてキャリアを積んできました。そして今回、昇格を果たした後に去る決断をしました。私が到着した時、昇格はもしかしたら想定外だったかもしれませんが、1月には残留も達成できました。私は昨シーズンのバーリ戦でパヴォレッティが決めた94分のゴールのことを心に留めており、最後の試合の最後の秒間に去ることを決断しました。それは正しいことだと思いました。3年間の契約を結んでいましたが、今は苦渋の決断ではありますが、去るタイミングとして適切だったと思います。」

ラニエリ監督、カリアリサポーターへの感謝を語る
「来年、うまくいかないかもしれない時に去るよりも、今は去るべきだと思っています。皆さんはご存知の通り、私は3年間の素晴らしい時間を過ごしたカリアリに再び戻ることへの恐怖をどれほど抱えていたか。状況は芳しくなく、私も来たくありませんでしたが、多くの方から励ましの言葉を受けました。そして、ジジ・リーヴァさんの『クラウディオは我々の一員だ』という言葉を読みました。その言葉に背中を押され、私はリスクを冒すことを決断しました。しかし、今は別れの時が来ました。私は、カリアリの皆さんに助けを求めたポジティブな人物として記憶されたいと思っています。彼らがいなければ、何も成し遂げられませんでした。サポーターは苦しい時こそ最高の力となってくれました。彼らは常に私の言葉を信じてくれ、決して私たちを裏切ることはありませんでした。困難な状況でも決して愚痴をこぼさず、背中を押してくれたサポーターに、心から感謝しています。この1年半の素晴らしい時間を過ごさせてくれたサポーターの皆さんには、本当に感謝しています。」

カリアリとサルデーニャへの誇りを語る
「私はカリアリのサポーターの皆さんを誇りに思います。そして、カリアリとサルデーニャ全体を代表するに値する人物であったことを願っています。ありがとう。木曜日には最後の試合が行われますので、皆さんと温かく抱き合いたいと思います。」

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