現地11日に行われたリーガ・エスパニョーラ第37節、首位アトレティコ・マドリーはホームでマラガと1‐1のドローに終わったものの、アウェイでエルチェと0‐0で引き分けた2位バルセロナとの3ポイント差をキープし、アウェイでセルタに0‐2で敗れた3位R・マドリーに5ポイント差を付けた。
この結果、現地17日に行われる最終節では敵地カンプ・ノウでバルセロナと、現地24日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)決勝ではリスボンのエスタディオ・ダ・ルス(ベンフィカの本拠地)でR・マドリーと、いずれもタイトルを懸けて戦うことになったアトレティコ・マドリー。
試合後の会見に臨んだディエゴ・シメオネ監督は、マラガ戦のドローを前向きに捉えると同時に、今シーズン全ての大会でしのぎを削ってきたライバル2チームとの最終決戦に心を躍らせた。
「今日の引き分けは非常に価値が大きいと考えている。なぜなら、何でもない失点によりリードを奪われた試合を追い付くことができたからだ。もちろん、勝利できなかったので悲しみを感じるのは当然だ。しかし、我々は今節の結果により、壮大な野心と希望をもって戦い続けることができる。リーガでは優勝を懸けたバルセロナでの最終節、CLではリスボンでの決勝と、有り得ないような最高の形でシーズンを締めくくることになった」
シメオネ監督はまた、引き分け以上で18シーズン振りのリーガ制覇が決定する次節のバルセロナ戦について、ここまでたどり着いたことへの満足感を表す一方、勝負は互角との見解を示した。
「リーガはいよいよカンプ・ノウでの最後の一戦を残すのみとなった。我々がバルセロナに3ポイント差を付け、優勝の可能性を持って最終節を迎えるとは、誰も想像していなかったはずだ。これは決勝戦であり、どちらのチームにも50%の勝利の確率がある」
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