シメオネ監督、「レアル・マドリーには心配していない。国王杯優勝を祝福する」

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アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督は現地17日、エルチェを本拠地ビセンテ・カルデロンに迎えるリーガ・エスパニョーラ第34節の前日会見に臨んだ。

現在、2位レアル・マドリーに3ポイント差、3位バルセロナに4ポイント差を付けて首位を走るアトレティコ・マドリー。シメオネ監督は、「今回のエルチェ戦をリーガ制覇に向けたきっかけの試合として見ているか?」との質問をきっぱりと否定した。

「そうは捉えていない。1つの決勝だと思っている。メディアは思うままのことを書けば良いが、我々は最高の形で試合をものにすることしか考えていない」

また、これまで繰り返してきた「試合から試合へ」のスローガンを「決勝から決勝へ」に変えた意図を問われたシメオネ監督は、次のように説明を行った。

「それは、周囲のあらゆる雑音をシャットアウトし、一段と困難になる試合に集中するという意味で言ったことだ。今回の一戦で言うならば、良く組織された難しいチームを相手にどのように対抗するか、それに必要なプレーの厳しさをどのように引き出すかということになる」

シメオネ監督は一方、「コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)決勝でバルセロナを下して優勝したレアル・マドリーの勢いが気になるか?」との質問には、毅然とした態度でこう返答した。

「その質問に対する答えはノーだ。レアル・マドリーのことは心配していない。しかし、コパ・デル・レイを制したチームに対しては、もちろん優勝を祝福するつもりだ。いずれにしても、我々はチームにとって最大の関心事であるエルチェ戦の勝利だけに集中している」

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