現地13日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節、アウェイでヘタフェに2‐0で勝利し、首位の座を守ったアトレティコ・マドリー。自治州ダービーの勝利と引き換えに支払わされたかに見えた代償は、幸いにも大惨事にはならずに済んだようだ。
同試合の84分、既に64分から数的不利を負っていたヘタフェに引導を渡す2点目のゴールを奪ったアトレティコ・マドリーだが、右からのクロスを猛然と押し込んだエースストライカーのFWジエゴ・コスタが、勢いそのままに左ポストに激突。左足のひざ下を強打し、脛からも出血が見られた同選手は、苦痛にゆがめる顔を両手で覆ったまま担架で運び出されると、そのまま救急車で病院に搬送された。
チームメイトの深刻な表情から、重傷の恐れも心配されたジエゴ・コスタ。しかし、ただちに行われた検査の結果、切り傷以外の故障は確認されなかったとのことで、アトレティコ・マドリーは安堵に包まれた。
実際、ディエゴ・シメオネ監督も試合後の会見で、ジエゴ・コスタは軽傷で済んだことを明らかにすると共に、現地18日に行われる第34節エルチェ戦にも問題なく出場できるとの見方を示している。
「ジエゴ・コスタは問題ない。今は勝利を喜んでいる。新たな傷を負いはしたが、“ライオン”にとっては何てことはない。私は、彼が万全の状態で金曜を迎えられると想像している」
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