ディエゴ・シメオネ監督は8日、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2nd Legのバルセロナ戦の前日会見に臨み、試合に向けた抱負を述べた。
アウェイでの初戦を1‐1で乗り切ったことで、ホームに舞台を移しての今回の一戦では0‐0でも準決勝進出が決まるアトレティコ・マドリー。だがシメオネ監督は、バルセロナが先月23日にアウェイで行われた“伝統の一戦 クラシコ”でR・マドリードに4‐3で勝利したことを引き合いに出し、相手の大一番での底力を警戒した。
「我々が持つ少しのアドバンテージとは関係なく、バルセロナがプレースタイルを変えることはない。プレッシャーに慣れている彼らは、いかなる時でも試合を支配して得点を決めることを狙うチームだ。実際、彼らはつい最近、ここのすぐ傍のスタジアムでも4ゴールを挙げている」
また、試合展開について質問されたシメオネ監督は、バルセロナがボールを支配し、アトレティコ・マドリーがカウンターを伺うという戦前の予想を支持しながらも、リーガ・エスパニョーラでも激しい優勝争いを繰り広げている両チームによる対戦が持つ価値を強調した。
「両チームが固有の武器を有している。バルセロナはテクニックやボール・ポゼッションから勝利を目指し、アトレティコ・マドリーは相手のスペースやカウンターのチャンスを探す。我々の対戦は、CLで見られる最も面白い試合の1つだ」
シメオネ監督は一方、出場が不安視されているFWジエゴ・コスタが欠場した場合でも、FWアドリアン・ロペスが穴を埋めてくれるとの強い信頼を表した。
「最低でも90%の状態にある選手をチームは必要としている。50%では駄目だ。ジエゴ・コスタを起用するかどうかは当日の練習を見て決めることにする。しかし、もしジエゴ・コスタが出場しなかったとしても、我々にはアドリアンがいる。彼ならゴールを決めて素晴らしい試合をしてくれると、私は確信している」
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