シーズンの終わりが近づき、次のシーズンに向けたチーム編成の活動が活発化しています。そして、アトレティコ・マドリーにとって、またもやジョアン・フェリックスの問題がプランニングの大部分を占めています。現在、彼はバルセロナにレンタルされています。
バルセロナ側はポルトガル人選手をもう1年レンタルで残したいと考えていますが、アトレティコ・マドリーはポルトガル人選手を完全移籍で売却する意向です。アトレティコの上層部では、昨夏のような長引く問題が再び起こるのではないかと懸念しています。そのときは、選手が自分の希望通りに行動し、最終的にバルセロナでプレーすることになりました。
バルセロナでのジョアン・フェリックスのパフォーマンスは期待に応えるものではありませんでした。一時期はシャビが彼に先発を任せることもあり、成長の兆しが見られたものの、それは一時的なものでした。ラフィーニャやラミン・ヤマルといった選手たちが、シャビの信頼を得ており、フェリックスは徐々にその位置を失っていきました。アトレティコ・マドリーは彼を売却するために約6000万ユーロを求めていますが、バルセロナはその額を払うつもりはなく、もう1年のレンタルのみ検討しています。
しかし、アトレティコは彼を完全に手放したいと考えています。クラブ内では、フェリックスの復帰を誰も望んでおらず、彼の代理人であるジョルジュ・メンデスもその事実を把握しています。シメオネ監督も、選手たちも、そしてファンも彼の復帰を歓迎していません。それでも、選手自身はバルセロナでの継続を希望しており、バルセロナ側はレンタル延長のみを考えているため、アトレティコが求める完全移籍への道のりはまだまだ困難な状況です。
マドリードでは、再びジョアン・フェリックスの去就問題が長引くのではないかと懸念されています。ジョアン・フェリックスにとって、今夏のユーロ(EURO2024)は、彼にとっては、才能を活かす絶好の機会であり、24歳という若さながら、自身の才能を十分に発揮できていないという印象が拭えません。この大会で活躍すれば、欧州の名だたるクラブからの関心を引き寄せることができるかもしれません。
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