カンプ・ノウで自信を深めたアトレティコ

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敵地カンプ・ノウでFCバルセロナと1-1で引き分けたクラブ・アトレティコ・マドリーの選手たちが、試合後に充実した表情を浮かべていたのも当然だろう。1日のUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦の感想を求められた際、彼らの脳裏に浮かんでいたのは「完璧なパフォーマンス」という言葉だった。

ロヒブランコス(アトレティコの愛称)は前線から積極的にプレスをかけ、バルセロナが得意とする低い位置からのビルドアップを自由にさせなかった。実際、今大会ベストゴールの1つに挙げてもおかしくないジエゴのロングシュートで後半に先制したこの日は、ディエゴ・シメオネ監督の意図するサッカーをほぼ完ぺきに具現化したと言っていいはずだ。バルセロナとは今季4回対戦して4引き分けとなり、準決勝進出を確実と見なしている選手はいないが、アトレティコは大きな一歩を踏み出している。

アトレティコのMFガビ
完璧なパフォーマンスを披露することができた。バルセロナは素晴らしいチームで、厳しい試練になることは覚悟していたよ。この結果には心から満足している。次の試合も難しいことに変わりはないけど、これで突破に大きな希望を持てるはずだ。このチームは、大きな成果を手にしたいという野心に満ちている。僕らは次の試合にも、今日と同じ姿勢で臨むとわかっているよ。チャンスを確実に仕留めることがカギになるだろう。自分が出場したカンプ・ノウでの試合では、これが最も大切なゲームだったかもしれない。最も重要なクラブ大会の準決勝進出をかけた第1戦だったからね。チームとしても、こうした試合でプレーすることに慣れてきたと思う。僕らは欧州屈指の強豪の仲間入りを果たしたんだ。試合を重ねるたびに、少しずつ決勝が近づいてくる。

アトレティコのDFディエゴ・ゴディン
アウェーゲーム、しかも簡単には結果を残せないスタジアムでの試合だったことを考えれば、この引き分けには本当に満足していいはずだ。アウェーゴールも奪っているからね。まだどちらが勝ってもおかしくない状態だし、あと90分間残っているとしても、この結果は嬉しいよ。得点源のジエゴ・コスタが序盤に負傷交代してしまったが、あのようにしてピッチを離れた仲間のことは気になるものだ。それでも、こうした試練を乗り越えられるメンバーがうちには揃っているし、今夜はそれを証明することができた。この試合での僕らは、あまり苦しむことがなかったと思う。一人ひとりが堂々と戦い、試合を通じてやるべきことをやり遂げた。本当に完璧なパフォーマンスだったね。

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