バルセロナとアトレティコ・マドリーのCL初戦はドロー 両指揮官とも「誇り高さで一杯」

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リーガ・エスパニョーラで首位を走るアトレティコ・マドリーと2位につけるバルセロナが顔を合わせたチャンピオンズリーグ準々決勝、1日にカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)で行われた1st Legは、互いに譲らず1‐1で引き分けた。

バルセロナがボールを支配し、アトレティコ・マドリーがカウンターを狙うという戦前の予想通りの展開となったこの試合。アトレティコ・マドリーが56分にMFジエゴのロングシュートで先制するが、バルセロナも71分にMFイニエスタのスルーパスからFWネイマールが同点弾を挙げ、そのままドローで幕を閉じた。

なお、ピッチ上での選手同士の戦いと共に、現役時代にも対戦した経験があるアルゼンチン人指揮官による対決としても注目を集めた両監督は、双方ともチームの戦い振りに満足感を表すと同時に、依然として勝負はどちらに転ぶか分からないとの見解を示した。

まず、アトレティコ・マドリーの選手に対しても、スーパーゴールを決めたMFジエゴには「雄叫びを上げさせられるほどのゴラッソだった」、ファインセーブを連発したGKクルトワには「世界最高クラスのゴールキーパーであることに議論の余地はない」と称賛を送るなど、ドローに終わったのは相手の驚異的なプレーが原因だったとの振り返ったバルセロナのヘラルド・マルティーノ監督は、結果を悔しがりながらも2nd Legに向けた好感触を明かした。

「勝負は引き続き五分五分だ。結果は我々にとって少し残念なものとなったけれども、試合を通じてインテンシティを発揮したチームのパフォーマンスには安心感を覚えた。とりわけ先制点を奪われてからの攻撃は、パスワークの円滑さや縦への鋭さをもって多くの決定機を作ることができた。2nd Legではゴールを挙げて勝つことが求められるが、今夜のようなプレーができれば十分に達成可能だろう。私はチームの戦う姿勢に誇り高さで一杯だ」

一方、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督も、ジエゴには「完璧な試合をしてくれた」、クルトワには「素晴らしいパフォーマンスだった」と、殊勲の両選手を手放しで褒め称えると共に、2nd Legも白熱の好勝負になることを期待した。

「バルセロナという強大な相手との難しい試合で好結果を残すことができ、誇り高さで一杯だ。このチームは決して折れない心をもった男達の集団だ。今日も全ての選手が自分の個性を生かして素晴らしい戦いを見せてくれた。勝負はどちらに転ぶか分からないが、チームを成長させてくれるバルセロナとの試合はいつだって嬉しい。1週間後も熱い試合になることを望んでいる」

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