クルトワ、「バルセロナが有利だが、僕らもどこが相手でも倒せる」

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現在、リーガ・エスパニョーラで首位を走るアトレティコ・マドリーと2位に着けるバルセロナが対戦するチャンピオンズリーグ準々決勝は、1日にカンプ・ノウ(バルセロナの本拠地)で1st Legが、9日にビセンテ・カルデロンで2nd Legが行われる。

この注目の一戦を前に、アトレティコ・マドリーのベルギー代表GKクルトワが、スペイン紙『Marca』とのインタビューで大一番に向けた抱負を語った。

今シーズン、すでに3度顔を合わせている両チームだが、昨年8月のスーペルコパ・デ・エスパーニャ(スペイン・スーパーカップ)はビセンテ・カルデロンでの1st Legが1‐1、カンプ・ノウでの2nd Legが0‐0、今年1月のリーガ・エスパニョーラ第19節はビセンテ・カルデロンで0‐0と、いずれもドローに終わっている。

安定的なパフォーマンスと驚異的なセーブでゴール前の壁となっているクルトワは、「今シーズンここまでの3試合のように、彼らを抑えられることを期待している。昨シーズンまでは散々やられてきたからね」と述べたうえ、今回の2試合もロースコアの展開になると予想した。

「これまでの3試合は、得点が記録されたのがスーペルコパの1st Legの2ゴールだけと、いずれもロースコアの緊迫した戦いとなった。今回もとても難しい試合になるだろう。フィジカル的に厳しくなると思うが、僕達はしっかりと準備をしている」

クルトワはまた、1st Legでは勝利を挙げるのが理想だが、大敗をしないことが重要との見解を示した。

「彼らはビセンテ・カルデロンでの僕らの強さを知っている。それゆえ、1st Legでリードを奪っておくために、なるべく早くゴールを決めようと序盤から攻勢を仕掛けてくることだろう。僕らには、組織的な守備で彼らの攻撃を防ぎ、カウンターからゴールを狙うという戦いが求められる。もちろん、アウェイ・ゴールを決められるに越したことはないし、白星を期待している。しかし、2nd Legに可能性を残すという意味では、引き分けや1ゴール差の黒星でもまずまずの結果と言えるだろう」

今シーズン、ディエゴ・シメオネが常々口にしている「試合から試合へ」の姿勢を貫き、全ての大会で好成績を残してきたアトレティコ・マドリー。クルトワは、その戦い方を貫き通したうえ、実績で上回るバルセロナを撃破したいとの意気込みを表した。

「僕達はこれまで常に試合から試合へと歩んできた。決勝に臨むかのように毎試合戦うことは重要だ。先の事ばかり考えてしまうと、目前の試合を制することはできないからね。そういった姿勢を変えることなく、CLでは可能な限り上位に進出したい。有利なのはバルセロナだが、フットボールではあらゆる事が起こり得るし、準々決勝に残った8チームにはどこが相手であっても倒せる力がある」

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