アトレティコ・デ・マドリーはまたしても問題に陥りました。チームは、忘れたい週を締めくくるような、痛烈な2連敗を喫しました。最初の敗戦ではドイツでの敗退によりチャンピオンズリーグから姿を消しました。そして2つ目の敗戦は、リーグ経由でのチャンピオンズリーグ出場資格を危険にさらす結果となりました。
ディエゴ・パブロ・シメオネ率いるアトレティコは、アスレチックが土曜日のグラナダとの試合(1-1)でホームでつまずいた後、メンディソローサへの訪問で理想的な位置に立っていました。この結果により、アトレティコは勝利すれば、主なライバルであるバスクのチームに対して、6ポイントの差をつけることができました。アトレティコが唯一狙えるように見えるのは、この4位の座だけです。そして、そのビスカヤチームとの試合を来週末に控えています。
アスレチック・クラブは、次の土曜日にアトレティコ・デ・マドリーをメトロポリターノ(午後9時開始)で倒すと、ヨーロッパ最上位の大会への出場圏内に浮上します。彼らは、リーグ4位のアトレティコより3ポイント少ない状態でスタジアムを訪れます。
勝ち点58ポイントのアスレティック・クラブは、この試合でアトレティコに勝利した場合、勝ち点だけでなく、トータル得失点差やアトレティコとの直接対決での勝利数でもアトレティコを上回ることになります。
直近のラ・リーガでの対戦では、エルネスト・バルベルデ率いるアスレティック・クラブが、サン・マメスでのホームゲームでディエゴ・パブロ・シメオネ率いるアトレティコ・マドリーに 2-0 で勝利しています。そのため、4月27日 (土) のアウェイでの直接対決に勝利した場合、勝ち点だけでなく、順位決定における重要な指標となる直接対決での勝利数でもアトレティコを上回ることができ、順位を逆転する可能性が高まります。
さらに、アスレティック・クラブはトータル得失点差でもアトレティコを上回っています。アスレティックは 52 得点 30 失点で +22、一方のアトレティコ・マドリーは 59 得点 38 失点で +21 となっています。
手の届かないライバル
さらにアトレティコにとって厳しい状況なのは、アスレティック・クラブとの相性の悪さです。今シーズン、アスレティック・クラブはアトレティコとのすべての試合で勝利を収めています。
今シーズンのリーグ戦初戦だけでなく、コパ・デル・レイでの対戦成績もアトレティコにとっては気がかりな材料となっています。今回の舞台となるメトロポリターノを訪れるアスレティック・クラブは、決勝でマヨルカをPK戦で下し優勝したコパ・デル・レイ準決勝で、アトレティコを相手に、見事2戦合計4-0で勝利しています。
その内訳としては、4月27日 (土) の舞台と同じメトロポリターノでのアウェイでの第1戦を 0-1 で制し、ホームでの第2戦も 3-0 で勝利しています。
今シーズン、アトレティコ・マドリーはアスレティック・クラブに対して3連敗を喫しています。しかもその3試合でアトレティコは1点も奪えていません。
今シーズンのホーム成績が非常に良いアトレティコ (全コンペティションで2敗1分け) にとって、その唯一のホームでの敗戦がアスレティックに喫したものであったことは大きな痛手となっています。
4月27日 (土) のメトロポリターノでの試合以外にも、アトレティコにはマジョルカ、ヘタフェ、サンセバスチャンへのアウェイ戦、そしてセルタ・デ・ビーゴととオサスナとのホーム戦が控えています。
一方、エルネスト・バルベルデ率いるアスレティック・クラブは、ヘタフェ、セルタ、ラージョ・バジェカーノへのアウェイ戦、そしてサン・マメスでのオサスナとセビージャとのホーム戦が待っています。
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