火曜日のチャンピオンズリーグ敗退により、バルセロナは脱落が決まりました。アトレティコ・マドリーも同じく欧州大会から姿を消しましたが、彼らが2025年アメリカ開催の新設FIFAクラブワールドカップ出場権を手にしました。というのも、アトレティコはランキングでバルセロナを大きく引き離しており、追いつかれることが不可能だからです。この順位により、アトレティコの栄光が確実なものとなりました。
ディエゴ・シメオネ率いるチームは、近代の国際大会である2025年新設FIFAクラブワールドカップ出場22番目のクラブとなりました。第一回の開催は、2025年6月15日から7月13日までを予定しており、4年ごとの開催となります。大会形式は、32チームが参加し、8グループに分かれて総当たり戦を実施。各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出します。3位決定戦は行われません。
UEFAからは、2025年新設FIFAクラブワールドカップに計12チームの出場枠が割り当てられており、すでに11チームが決定しています。
- チャンピオンズリーグ優勝チーム (3シーズン分): レアル・マドリード、チェルシー、マンチェスター・シティ
- その他 (ランキングによる): バイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、インテル・ミラノ、ボルシア・ドルトムント、ポルト、ベンフィカ、ユベントス
そして、アトレティコ・マドリーはランキング上位のため出場権を獲得しました。また、2023-24シーズンのチャンピオンズリーグ優勝チームはまだ決まっていないため、こちらも直接ワールドカップに出場します。
2025年アメリカ開催のFIFAクラブワールドカップ出場権を争うクラブの中で、唯一チャンピオンズリーグ優勝の可能性が残っているのはアーセナルのみです。アトレティコはランキングで出場権を獲得しましたが、アーセナルはランキングでの出場が叶わず、クラブワールドカップ出場のためにはチャンピオンズリーグ優勝が唯一の道となります。
既に出場権を獲得しているのは、ボルシア・ドルトムント、パリ・サンジェルマン (今シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝進出チーム)、そしてレアル・マドリー、マンチェスター・シティ、バイエルン・ミュンヘンです (いずれも17日水曜日の試合結果次第で出場権が確定)。もし、この5チームのうちいずれかがチャンピオンズリーグで優勝した場合、現在ランキング上位で待機しているザルツブルクのクラブワールドカップ出場権獲得の可能性が出てきます。
欧州からは11チームの出場がすでに決まっていますが、2025年FIFAクラブワールドカップでは、それ以外の地域からも11チームが決定しています。ただし、開催国所属チームを除き、1つの国からは最大2チームまでの出場制限があります。例外となるのは、大陸チャンピオンズリーグで自国勢が3チーム以上優勝した場合です。ブラジルのように、複数のチームがコパ・リベルタドーレスで優勝すれば、この例外が適用されます。
2025年FIFAクラブワールドカップ出場が決定している、欧州以外のチームは以下の通りです。
- ブラジル:パルメイラス、フルミネンセ、フラメンゴ
- エジプト:アル・アハリ
- サウジアラビア:アル・ヒラル
- モロッコ:ヴィダッド・アスレティック・クラブ
- 日本:浦和レッズ
- メキシコ:レオン、モンテレイ
- アメリカ:シアトル・サウンダーズ
- ニュージーランド:オークランド・シティ
ヨーロッパからは、チャンピオンズリーグ優勝クラブ (アーセナル) またはランキング上位のクラブ (ザルツブルク) が1枠獲得予定です。
残りの9枠は以下の地域で争われています。
- アジア (2枠): アル・アイン (UAE)、蔚山現代 (韓国)、全北現代 (韓国)、横浜F・マリノス (日本)
- アフリカ (2枠): エスペランス・スポルティブ・ドゥ・チュニス (チュニジア)、マメロディ・サンダウンズ (南アフリカ)、TPマゼンベ (コンゴ民主共和国)
- CONCACAF (北中米カリブ海) (1枠): アメリカ (クラブ未確定)、パチューカ (メキシコ)、コロンバス・クルー (アメリカ)、フィラデルフィア・ユニオン (アメリカ)
- CONMEBOL (南米) (3枠): 現時点ではリーベル・プレートとボカ・ジュニアーズ (共にアルゼンチン) が獲得予定ですが、コパ・リベルタドーレスの優勝クラブ次第で変動の可能性あり
- 開催国枠 (1チーム)
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