ゴディンへの敬意:メトロポリターノが再び「ウルグアージョ、ウルグアージョ」と歌う

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アトレティコ・マドリーのレジェンド、ディエゴ・ゴディンが4月4日(木)、クラブのサポーター団体「ウニオン・デ・ペーニャス」からトリビュートを受けました。シビタス・メトロポリターノの観客席は埋まり、多くの仲間たちがこの特別なイベントに駆けつけました。

恩師であるディエゴ・シメオネ監督をはじめ、、ヒメネス、、オブラク、モジャといった元チームメイトや友人たちも顔を揃えました。さらに、ソロサバル、、ペドラサ、ロベルト、ルイスなど、かつてアトレティコで共に戦った選手たちも参加しました。理学療法士や用具係などスタッフの姿も見られました。

ゴディンが入場すると、会場からは割れんばかりの拍手と歓声が送られ、本人もすでに感極まっている様子でした。セレモニーの冒頭には、エンリケ・セレソ会長のビデオメッセージが流されました。続いて、ウルグアイ出身の少年が遠く離れた地で多くのファンを魅了するアイドル選手へと成長するまでの軌跡を振り返る映像が上映されました。ゴディンのキャリアの歩みや所属クラブ、アトレティコでのタイトル獲得、代表チームでの活躍、そして娘さんとの姿などが映し出されました。

「アトレティコ・マドリー自体は知っていたけど、クラブの歴史やサポーターの存在までは知らなかった。僕たちは家族になったんだ。簡単なことじゃない。チームで家族のような関係を築くのは難しいからね。それがアトレティコ・マドリーの成功の秘訣だったと思う。監督の最大の成功はチームを納得させることだ。シメオネ監督の考えを、僕たちは死守して戦った。『壁に向かって突っ込め』と言われても突っ込んだんだ」ゴディンはシメオネ監督について、「チームの基盤」と表現し、監督の重要性を語っています。

ゴディンは、アトレティコ・マドリーでの思い出について、「ベルナベウでの国王杯決勝は、チームにとってターニングポイントとなった試合だった。歴史の一ページを塗り替えたんだ。」と語りました。

また、ウルグアイに帰国した際にアトレティコについてどのように話していたかについても説明しました。「みんな、私がアトレティコで本当に充実していることを知っていた。私たちはプロフェッショナルであり、給料をもらっている。しかし、それ以上に、このユニフォームを守るために戦っていた。カルデロンの雰囲気は最高だった。しかし、スタジアムを特別な場所にするのは人々であり、メトロポリターノも独自のの歴史を築きつつある。」

ウルグアイ代表で18年間ゴディンと共に戦ったオスカル・タバレス監督は、ディエゴにメッセージを送り、ボカ・ジュニアーズで共にプレーしたホルヘ・グリッファ氏と比較しました。ゴディンは、「彼は単なる監督以上の存在であり、私にとって父親のような存在だった。」と振り返り、カンプ・ノウでのゴールについても言及しました。「あの時の感情は言葉で表現するのは難しい。喜び、幸福、満足感…すべてが混ざり合っていた。」

最後に、ゴディンはサポーターへの感謝の気持ちを語りました。「私への愛情を感じてくれている。ここにいる仲間たちにも感謝している。彼らの存在は言葉で表せないほど貴重だ。選手生活の大半を他のチームで過ごしたにもかかわらず、まるで自分がずっとアトレティコの一員だったかのように接してくれる。これほどまでに認められていると感じられることは、本当に嬉しい。」

、モジャからのメッセージ
ゴディンへのトリビュートでは、かつてのチームメイトであるガビ、、モジャからもメッセージが贈られました。

「僕たちは同じ夏にアトレティコに加入したんだ。ゴディンはリーダーで、多くのことを伝えてくれた。ピッチ外ではとても良い人だったけど、ピッチの上では手厳しく、チームをまとめる存在だった。」とマリオ・スアレスが振り返ります。コケは「ただゴディンにパスを出したかった。『、くれ!』って感じだった。手強い選手だったけど、クラブ史上最も重要な選手のひとりだ。」と称賛しました。モジャは「ゴディンはバチャータのダンスが上手だった」と冗談交じりにコメント。ゴディンは「僕たちは家族だった。誕生日を一緒に祝ったり、毎日ずっと一緒にいたんだ。」と当時を懐かしみました。最後に、ガビがまとめて締めくくりました。「最高の時間だった。僕たちの最高の年だった。」

「初出場でインテル相手にスーペルコパで優勝した時、ネプチューノ広場に行ったらファンがフォルランに向かって『ウルグアージョ』とチャントを歌っていたんだ。僕は心の中で『いつか自分にも歌ってもらえるようになりたい』と思っていた。それが叶って嬉しいし、誇りに思う。」 ゴディンはそう当時を振り返りました。そして、この「ウルグアージョ」というチャントとともに、アトレティコ・マドリーのサポーター団体「ウニオン・インテルナシオン・デ・ペーニャス」によるディエゴ・ゴディンへのトリビュートは幕を閉じました。

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