ディエゴ・シメオネ監督は、20日の練習後に行われた会見で、残り10試合となった今シーズンのリーガ・エスパニョーラを展望した。
まず、首位レアル・マドリーがホームに4ポイント差の3位バルセロナを迎える今週末の“伝統の一戦クラシコ”について、「結果はどうでも良い。我々は自分達の試合に勝ち続けなければならない」と無関心を装ったシメオネ監督。しかし、「レアル・マドリーが残り9試合で3敗するとは到底考えられない」と述べ、バルセロナにとって今回の大一番での黒星は終戦を意味することを示唆した。
また、アトレティコ・マドリーが首位から3ポイント差の2位に着けている現状を喜んだシメオネ監督だが、優勝は意識しないとの従来通りの姿勢を貫いた。
「メディアはレアル・マドリーとバルセロナによる覇権争いを必要としているだろうが、彼ら以外のチームにも優勝のチャンスがあるのはリーガにとって良いことだ。とはいえ、まだ多くの試合が残されている。我々が目指すべきは、自分達らしいアグレッシブな戦いをもって、これまでと変わらず目先の試合に集中することだ。新たな目標を掲げるのは、残り5試合になってからで良い」
一方、チームの絶対的ストライカーとして全幅の信頼を寄せるFWジエゴ・コスタについて、先日デビューを飾ったばかりのスペイン代表での活躍について質問されたシメオネ監督は、この夏行われるワールドカップでの大会連覇に向けた大きな戦力になるとの見解を示した。
「ジエゴ・コスタはスペイン代表にとって最高の注入薬となるだろう。それは、彼が他のいかなるストライカーとも異なるからだ」
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