11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2nd Leg、アトレティコ・マドリーはホームでミランに4‐1で快勝し、1st Legとの合計スコアを5‐1として17シーズン振りのベスト8入りを決めた。
アトレティコ・マドリーは前半、開始わずか3分でFWジエゴ・コスタが先制点を決めると、27分に相手MFカカーに同点弾を許したものの、40分にMFアルダのゴールでリードを奪う。そして後半は、71分にMFラウール・ガルシアが追加点、85分にFWジエゴ・コスタがこの日2点目となる駄目押し点をそれぞれ決め、ミランに引導を渡した。
これに対し、現在のチーム力の差がはっきりと表れる形で敗れたミラン。試合後の会見に臨んだクラレンス・セードルフ監督は、「チームはもちろん落胆しているが、負けたのは意志の欠如が原因ではない」と述べると共に、前半終盤に奪われた2点目が痛かったと試合を振り返った。
「我々は、試合序盤にジエゴ・コスタにゴールを奪われながらも、気力を振り絞って同点に追い付いた。しかし、試合をひっくり返そうという最高の時間帯を迎えた中、逆に2点目を決められてしまった。あまりにも長きに渡り苦しい時期を過ごしているチームにとって、ああいったゴールは本当に大きなダメージとなる」
セードルフ監督はその一方で、アトレティコ・マドリーが準々決勝進出に相応しかったと素直に認めている。
「優れたチームが勝利した。人々は今日、良質なミランと偉大なアトレティコ・マドリーによる対戦を目撃した。我々は素晴らしいチームを相手にCL敗退を喫したのだから、相手を称えるべきだろう。彼らは勝利に相応しい戦いを見せた。とりわけ後半は、アトレティコ・マドリーが多くのチャンスを作ったのに対し、ミランは反撃に転じることができなかった。それゆえ、2戦合計の5‐1というスコアも順当なものだ」
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