選手の闘志を称えるシメオネ監督

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アトレティコのディエゴ・シメオネ監督
スタジアムの雰囲気は素晴らしく、忘れられない一夜になった。序盤はうちが相手を上回り、(開始3分の)1点目で試合を支配できたかに見えたが、そこから向こうが攻勢に出た。ミランが反撃してくることはわかっていたよ。イニャツィオ・アバーテ、カカ、マリオ・バロテッリと、そうそうたるメンバーを揃えているからね。でも後半は、私の選手たちが最高のプレーを見せてくれた。

3点目が生まれて、ようやく私も一息つくことができたよ。この後は次のラウンドでどこと当たるかを見極めたいね。今日はこのチームにとって、とても重要な試合だった。結果には本当に満足している。歴史的な快挙だよ。選手たちはピッチの上で戦士であり続けた。

我々にとっては喜ばしいときだが、今のところはあまりあれこれ考えたり、久々のこと(ベスト8進出)に必要以上に浮かれたりしないようにしている。難しい準々決勝が控えているからね。まずは休んで、さらに努力を続けなければならない。これは試合に直接関わる者だけでなく、クラブのスタッフ全員にとっての義務だ。今の道をこのまま歩み続ける必要がある。

ミランのクラレンス・セードルフ監督
先制されるとメンタル的に苦しい戦いになるのが常だが、今日もまたそんな事態に陥ってしまった。前半は開始直後にゴールを許した。失点後はいい反撃ができ、同点ゴールにつながった。その後も試合を支配したが、アトレティコに再びゴールを決められ、これが選手にとって大きな打撃となった。さらに後半は反撃もかなわなかった。

後半のプレーは、こうした試合に必要なファイティングスピリットに欠けていた。ほぼ自陣でのプレーを強いられ、攻撃でチャンスを作れなかった。このパフォーマンスには失望している。

ドレッシングルームで、選手とともに現状を分析した。UEFAチャンピオンズリーグは我々にとって重要な目標だった。(敗退が決まった)今、このシーズンの終わりまで、セリエAで新しい目標を掲げる必要がある。まだ11試合が残っているので、目標を明確に見定めなければならない。ここまで積み上げてきた良い部分をみすみす捨てるわけにはいかないからね。

第1戦はいいプレーができたし、今日の試合も、前半は突破も可能だと期待させる内容を見せられた。敗戦は選手にとって常に堪えるものだが、それがチャンピオンズリーグならなおさらだ。選手を鼓舞し、シーズンの終わりまで全力で戦えるよう促すのが、私の務めだ。

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