ACミランは二本のシュートが枠に嫌われ、ホームにクラブ・アトレティコ・マドリーを迎えたUEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16第1戦を0-1で落とした。しかし、この結果を不運の一言で片づけることはできない。アトレティコがミランにゴールを許さなかったのは、偉大な守護神ティボー・クルトワに負うところが大きかった。それでもこのベルギー代表GKは、準々決勝進出が決まったかのような見方を否定。「まだ何も終わってはいない」とUEFA.comに語った。
アトレティコのGKティボー・クルトワ
本当に難しい試合で、非常に大きな勝利を収めることができた。スタジアムは素晴らしい雰囲気に包まれていたね。ここは楽にプレーさせてくれない場所だよ。前半は苦戦を強いられたけど、ハーフタイムに戦術を少し変えたことで内容がよくなり、最終的にゴールを奪うことができた。第2戦に向けていい結果だ。
何本かいいセーブができたと思う。(アンドレア・ポーリに)ヘディングで合わせられたシュートは、至近距離からだったので難しかったね。自分のポジショニングがよく、うまく反応できたのでポストに向けてはじくことができた。
(ジエゴ・コスタは)チームにとって本当に重要な選手だ。これまでゴールを量産しているし、今日も決めてくれたことが大きかったね。ミランがCKをクリアしきれず、ファーサイドで待っていた彼がいつものように見事なヘディングを突き刺したんだ。ここで勝つのは最高だったけど、まだ何も終わってはいない。
次も十分に注意し、今日のようにプレーする必要がある。もう一つ厳しい試合が待っているのだから、すでに決着がついたなんて言えないよ。相手はマドリードでゴールを奪うため、積極的に仕掛けてくるはずだ。準々決勝進出を決めるに、次の試合でも失点しないようにしないとね。
アトレティコのDFディエゴ・ゴディン
勝っただけでなく、アウェーゴールを奪い、マドリードでの第2戦を前にリードできたのだから、僕らにとっては非常にいい結果だよ。今夜はチャンスが多くなかったのも事実だけど、そのうち一つをものにしたことが勝敗を分けた。
前半はミランがいいプレーを見せ、クオリティーの高さを生かして何度かチャンスをつくっていた。しかし僕らもうまく対応できたし、どうにか失点をゼロに抑えることができた。この大会では失点しないことが肝心だからね。そして最終的には僕らが勝った。サッカーでは試合に勝つことが最も重要なんだ。
もう決着がついた? そんなことはないね。僕らは対戦相手を本当にリスペクトしているし、第2戦が残っているのだからまだまだだよ。ホームアドバンテージを考えれば確かに有利だけど、この勝負はどちらに転んでもおかしくない。準々決勝へ勝ち進むにはハードワークをしないとね。
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