120分間のサッカーへのオマージュ。今回はアトレティコ・マドリーが勝利しました。試合は延長戦の両ハーフで1ゴールずつを決めて、4-2で終わりました。グリーズマンの3-2のゴールは非常に特別なものでしたし、リケルメのゴールは完全に狂乱を引き起こしました。これらのゴールによって、エスタディオ・メトロポリターノには本物の祝祭が巻き起こりました。今週の金曜日には、コパ・デル・レイ準々決勝の組み合わせ抽選が行われます。
サウジアラビアでの準決勝の狂乱の後、最初の数分間は両チームの様子見となりました。アトレティコ・マドリーは良いテンションで試合に臨み、非常にしっかりと配置されたレアル・マドリーに対してデュエルに勝ち、相手のゴールに到達させないようにしていました。
アトレティコ・マドリーの支配が続く中、チャンスはレアル・マドリーのものでした。最初の大きなチャンスはベリンガム。元同僚のヴィツェルをかわしてシュートを放つも、ヒメネスに当たってクロスバーに弾かれ、最初のビッグチャンスとなりました。
2つ目のチャンスは、9分後に訪れました。ロドリゴがアトレティコのディフェンダーを置き去りにし、エリア内でシュートを放つも、オブラクがセーブ。こぼれ球をヴィニシウスが拾い、オブラクがまたしても素晴らしいセーブを見せました。
アトレティコは、簡単な2つのチャンスを創出しました。1つ目はデ・パウルのヘディングシュート、2つ目はモラタのバイシクルキックです。
それ以降、両チームのボール保持率は50%ずつとなりました。しかし、アトレティコは、守備を固めたレアル・マドリーに攻めあぐねている印象でした。中盤を越えても、アトレティコの攻撃は予測可能なものでした。一方、レアル・マドリーは、より危険な攻撃を仕掛けていました。
そんな中、デ・パウルのクロスをルディガーが思わず触ってしまい、ボールはリーノの前に転がりました。リーノはエリア内で冷静にシュートを決めて、38分にアトレティコが1-0と先制しました。
その後、試合は揉み合いとなり、前半終了時にはアトレティコが優勢のままハーフタイムに入るのではと思われました。しかし、モドリッチがフリーキックを蹴った際に、オブラクが不運にもオウンゴールをを決めてしまい、1-1で試合は折り返しました。
後半、レアル・マドリーは総攻撃に出ました。試合開始直後、ロドリゴがシュートを放ちましたが、オブラクが好セーブ。数分後にはベリンガムがエリア内でシュートを放ちましたが、これはゴールとはなりませんでした。ベリンガムのスピードは、アトレティコに危険をもたらしていました。徐々に試合は拮抗していきました。
そして、誰もが予想していなかったアトレティコの2-1の逆転劇が訪れました。カマヴィンガがエリア外でパスカットし、ボールはルニンに渡りましたが、ルニンがクリアしようとしたボールがルディガーに当たり、モラタに渡り、モラタが2点目を決めました。
アトレティコの逆転ゴール後、アトレティコはより良い時間帯を迎えました。しかし、レアル・マドリーもロドリゴのシュートがヒメネスに当たってクロスバーに弾かれるなど、同点に追いつくチャンスがありました。この時間帯には、ジョレンテやグリーズマンのシュートなど、いくつかの好機がありましたが、最も決定的だったのは、モラタがモリーナのパスを受けてシュートを放つも、GKに阻まれたシーンでした。
そして、カウンターからレアルが2-2の同点に追いつきました。ベルリンのパスを受けたホセルが、エリア内でヘディングシュートを決めてゴールネットを揺らしました。このゴールはVARのチェックの後、認められました。
試合の最後の数分間、アトレティコもレアル・マドリーも危険な場面を作りましたが、レアル・マドリーが奇妙なプレーで2-3に迫りました。ルディガーのクロスから、ヴィニシウスが角度のないところからタッチを放ち、オブラクがセーブ。ウィツェルのクリアがヒメネスに当たってゴールに吸い込まれそうになりましたが、ゴールとはなりませんでした。こうして試合は延長戦に突入しました。
延長戦では、アトレティコ・マドリーの歴代最多得点者が登場しました。これまで大きなチャンスを創出できていなかったグリーズマンでしたが、100分にボールを受けると、ヴィニシウスをかわして、至近距離から強引にシュートを決め、3-2と逆転しました。まさに劇的なゴールでした。
延長戦の2回目、レアル・マドリーはアトレティコを自陣に押し込みました。攻め方は左右に振るなど、多彩でした。さらに、オフサイドで取り消されたゴールもありました。しかし、119分にカウンターから、メンフィスがボールをリケルメに渡し、リケルメが試合を決定づけるゴールを決めました。
Atlético de Madrid 4-2 Real Madrid CF
Atlético de Madrid; Oblak, Llorente (Pablo Barrios m.98), Witsel, Giménez, Hermoso, Samu Lino (Riquelme m.90), Koke, De Paul (Azpilicueta m.105, Savić m.115), Saúl (Molina m.56), Griezmann, Morata (Memphis m.98)
Real Madrid; Lunin, Carvajal, Rüdiger, Nacho (Fran García m.105), Mendy (Brahim Díaz m.66), Camavinga (Dani Ceballos m.105), Valverde (Tchouaméni m.74), Modric (Kroos m.66), Bellingham, Rodrygo (Joselu m.80), Vinicius
Árbitro: Guillermo Cuadra Fernández
Tarjetas: Vinicius Jr. (45′), E. Camavinga (56′), Á. Morata (58′), Brahim Díaz (68′), M. Hermoso (68′), R. De Paul (78′), Koke (80′), A. Tchouaméni (85′), J. Bellingham (87′), Dani Carvajal (89′), A. Griezmann (101′), Axel Witsel (113′)
Goles:
1-0 Samuel Lino (39′),
1-1 Jan Oblak (46′),
2-1 Á. Morata (57′),
2-2 Joselu (82′),
3-2 A. Griezmann (100′),
4-2 R. Riquelme (119′)
Espectadores: 67.623 en el Cívitas Metropolitano
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