FCゼニトが今季UEFAチャンピオンズリーグにおけるクラブ・アトレティコ・マドリーの連勝記録をストップさせた。しかし決勝点は挙げられず、グループGの2位の座を守るにとどまった。
試合を支配したホームのゼニトだったが、ラストパスに精度を欠くことが多く、後半8分に先手を取られる。カウンターのチャンスに素早く抜け出したアドリアン・ロペスが、きっちりフィニッシュまで持っていった。しかし残り15分余りになったところでゼニトがトビー・アルデルベイレルトのオウンゴールで追いつき、勝ち点1を奪取。ホームでFKオーストリア・ウィーンと同じく1-1で引き分けた3位FCポルトとの勝ち点1差を維持した。
ルチアーノ・スパレッティ監督率いるチームは、ここまでのグループステージの戦い同様、ゆっくりと試合に入っていったが、活発に動いたオレグ・シャトフを中心に序盤から主導権を握る。しかし、ボールは支配するものの、GKティボー・クルトワの手を煩わせるところまではいかず、開始15分までにこのアトレティコの守護神がセーブを強いられたのはフッキの強烈な一撃だけだった。
すでにグループ突破を確定させていたアトレティコは、多くの主力を欠いていたため、守ってカウンターを狙う作戦をとった。数少ない攻撃はラウール・ガルシアが絡むことが多く、ハーフタイム直前には今季の欧州カップ戦3点目に迫る。しかしペナルティーエリア端から右足で狙ったシュートは、ゼニトのGKユーリ・ロディギンにはじかれた。
後半、ゼニトは期待の持てるスタートを切り、フッキが再びクルトワの好セーブを引き出した。53分にはアレクサンドル・ケルザコフも抑えたシュートでクルトワにセーブを強いたが、その直後にリードを奪われる。ラウール・ガルシアが戻した絶妙なパスを受け、左サイドをフリーで駆け上がったアドリアン・ロペスがロディギンを破り、UCLで自身初のゴールを記録した。
その1分後には、ラウール・ガルシアが自ら2点目に迫る。しかしエリア右から狙ったループシュートは、ロディギンを越え、クロスバーをかすめていった。ゼニトはなかなかスムーズなプレーができず、本拠地スタディオン・ペトロフスキーでの欧州カップ戦における無敗記録が8試合で途絶えるかと思われた。
しかし74分、ゼニトは大きな幸運に助けられる。イーゴリ・スモルニコフが右サイドから入れたクロスは特に危険がないように見えたが、これをアルデルベイレルトが頭でファーポストにそらす。そのボールがクルトワを越えてネットに収まった。
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