マンチェスター・ユナイテッドFCがクラブ・アトレティコ・マドリーから、U-21スペイン代表GKダビド・デ・ヘアを移籍金およそ2100万ユーロ(約24億5000万円)で獲得した。
2007年のU-17欧州選手権に続き、今夏のU-21欧州選手権でも優勝を味わったばかりのデ・ヘアは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグの準優勝チームと5年契約を結んだ。引退したエドウィン・ファン・デル・サールの後継者として、長期にわたっての活躍が期待されている。
「すごく誇りに思うし、ここでプレーするのが待ちきれない」とデ・ヘアは話した。「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブから誘われるなんて、本当に幸せなことだよ。興味を持ってもらえて、僕自身のプレーに対するモチベーションも余計に上がった。ユナイテッドの一員になれて光栄だ。ベストを尽くして、自分に何ができるかアピールしたい」
弱冠20歳ながら、2年前にアトレティコでデビューを果たしたデ・ヘアはそのままレギュラーに定着。スペイン・リーガで57試合に出場、UEFAチャンピオンズリーグでも2009-10シーズンのグループステージのFCポルト戦で初出場した。ユース代表レベルでの成功に加え、2010年のUEFAヨーロッパリーグ決勝では、フラムFCを2-1で破り、生まれ故郷のクラブでもあるアトレティコの優勝に貢献している。
ユナイテッドでは、アンデルス・リンデゴールやトマシュ・クシュチャクと正GKの座を争う。アレックス・ファーガソン監督にとっては、ブラックバーン・ローバーズFCから加入したDFフィル・ジョーンズ、アストン・ビラFCから獲得したアシュリー・ヤングに続き、今夏3人目の戦力補強となった。
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