クラブ・アトレティコ・マドリーのMFホセ・マヌエル・フラドは、アポエルFC戦での0-0という結果に落胆し、彼自身を含めたチーム全員が「勝てると思い込んでいた」と打ち明けた。
アポエルが健闘
アベル・レシーノ監督率いるアトレティコは、キプロス王者との初戦で勝利を収めるものと期待されていた。しかし、序盤からアポエルに決定機をつくられたばかりか、その後も好セーブを連発したGKディオニシオス・ヒオティスを破ることができず、地元サポーターを満足させる結果を残せなかった。「この試合に勝てるチャンスは何度もあったが、相手チームが健闘した上、うちは終盤に感じ始めた焦りが重荷になっていった」とフラドは説明する。「この大会ではあまり知られていない相手だとしても、簡単に倒せないことは分かっていた。しかし僕たちはチーム全員、勝てると思い込んでいた」
課題の克服が必要
12年ぶりにUEFAチャンピオンズリーグへ出場した昨季のロス・コルチョネロス(アトレティコの愛称)は、今季とは対照的にグループリーグ第1節でPSVアイントホーフェンを3-0で下した。決勝トーナメント1回戦まで勝ち上がったが、FCポルトに敗退。奇しくもその相手と、今季もグループDの次節で対決する。「勝ち点1を確保したので、これからは全力で戦い続け、下を向かなくても済むようにしなければならない」と23歳のMFは続けた。「今夜の試合を基に多くの結論は出せないと思う。それでも、今後の試合で課題を克服する必要があるのはわかっている。現在チームが抱えている問題は、2、3試合勝利が続けば解決されるだろう」
ドミンゲスに自信
一方、チームメートのアルバロ・ドミンゲスは、敵地で奮闘したアポエルに賛辞を送った。「彼らは勇敢に立ち向かい、僕たちはその壁を崩すことができなかった」とアトレティコの若きサイドバックは語る。「誰もが簡単な試合を予想していたにも関わらず、アポエルは非常に組織的なチームだということを証明した。後半には勝負を決められる場面もあったが、うちは幸運に恵まれなかった」。公式戦で3試合続けて勝利に見放されているアトレティコにとって、この時期にスペイン・リーガで王者FCバルセロナと対戦するのは最高のタイミングではないかもしれない。それでもドミンゲスは、敵地カンプ・ノウへ乗り込む19日までに流れが変わるという自信を失っていなかった。「今はチーム全員が失望しているが、自分たちはプロのサッカー選手だ。この苦境を乗り越えてみせる。バルサ戦では何らかの結果を残せると確信している」
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