アギーレ監督、ドローにも満足

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クラブ・アトレティコ・マドリーのハビエル・アギーレ監督は、1-1で引き分けたグループDのリバプールFC戦について、前半で勝利を逃したと感じたものの、同点に追いつくことができ、ほっとしたと述べた。一方のラファエル・ベニテス監督は、83分までリードを奪いながら、逃げ切れなかったことに落胆した様子で、選手たちは詰めが甘く、試合を決める追加点が奪えなかったと話した。

アトレティコのハビエル・アギーレ監督
試合には勝ちたいものだし、いつもそのつもりでゲームに臨んでいる。だが、今日のような試合展開では、ドローという結果に満足している。グループリーグの終盤戦になって、この引き分けが重要になるかもしれない。ハーフタイムにはいい話し合いができ、いくつかの修正もした。(リーグ戦に続き)ホームゲームで再び負けないことが大事だと話していた。後半は攻め込むことができていたと思う。選手たちは前半よりもいいプレーをし、活発な動きを見せていた。実のところ前半は、同点に追いつけないだろうと思っていたんだ。だが選手たちは、チームとして信念を持ち、自分たちの力を信じて戦ってくれたと思う。

セルヒオ・アグエロは疲れが溜まっていて、体調が万全ではないようだった。だが、どのような状況でも戦い続けなければいけない。私はプロとして、批判を受け入れる準備はいつもできている。(リーグ戦で)3連敗もすれば、さまざまな疑問を投げかけられるのは当然だ。サッカーとはそういうものである。リーグ戦では不振が続いているが、何かきっかけがあれば事態は好転するかもしれない。今の状況で、私に注目が集まるのは当たり前だろう。結果を残せない状況が3、4試合続けば、責任問題を問われるものだ。

リバプールのラファエル・ベニテス監督
前半、そして後半の一部は、私たちがゲームを支配していたと思う。試合を決めるチャンスがいくつもあっただけに残念だ。私たちはいいプレーをしていたし、60分まではゲームを優勢に進めていた。だがそれから、慎重すぎるプレーが目立つようになった。フィニッシュを決め、2点目を奪わなければならなかった。そうすれば相手はカウンター以外のサッカーをしなけらばならなくなったはずだ。ペナルティーエリア付近では何度もいい形ができていたが、もっと前へ出る必要があった。だがこれは、悪い結果ではない。勝ち点1を獲得したし、グループでいい位置につけている。とはいえ、83分に失点すれば、やはりがっかりするものだ。セルヒオ・アグエロが入ったことで、相手は厚みのあるプレーができるようになり、私たちの守備が乱れてしまった。

試合前なら、勝ち点7で終わったとしても、それでよしとすると言うかもしれない。だが、私たちは83分までリードしていたし、チャンスもたくさんつくったことを考えると、勝ち点2を失ったというのが正確な表現だろう。ロビー・キーンとスティーブン・ジェラード、シャビ・アロンソは疲れを見せていたので、元気な選手を投入した。彼らをベンチに下げて、休ませようとしたんだ。ロビーは筋肉を少し痛めたようだ。またジェラードは問題ないが、かなり疲れていた。それからアロンソは、ひざを軽く痛めていた。

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