警戒感を強めるシャルケのルッテン監督

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UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦でクラブ・アトレティコ・マドリーと対戦することになったFCシャルケ04のフレッド・ルッテン監督は、「予想以上に厳しい抽選結果」だと語った。

オールスター軍団
昨季まで率いたFCトゥベンテを離れ、この夏からシャルケの新監督に就任したオランダ人指揮官は、スペイン1部リーグ4位の実力を持つアトレティコといきなり顔を合わせることになった。ハビエル・アギーレ監督率いるアトレティコは、ディエゴ・フォルランやホセ・アントニオ・レジェス、トマシュ・ウイファルシ、グレゴリー・クペなどワールドクラスのスター選手がそろった強豪クラブ。ゲルゼンキルヘンでの第1戦は、8月12日か13日に行われる。

先手必勝
45歳のルッテン監督は、ミルコ・スロムカ前監督の後任としてシャルケを任されたばかり。新天地で迎える欧州カップ戦の初戦では、アトレティコのような強敵と対戦したくなかったと正直な感想を述べた。「本当に厳しい抽選結果となった。試合に向け、これからアトレティコについて研究する。第1戦では何としても好結果を残し、第2戦を有利に迎えたい」

「厳しすぎる」
同じようにこの対戦を悲観するシャルケのアンドレアス・ミュラーGMも、1日にニヨンで行われた組み合わせ抽選の結果を「厳しすぎる」と表現した。「この段階で対戦する相手としては最も手ごわいチームだ。しかしながらアトレティコも、ほかのチームと当たることを望んでいたはずだ。このようなカードは、ベスト16か準々決勝などがふさわしい」

冷静な反応
一方、アトレティコのエンリケ・セレソ会長は、シャルケとの対戦が決まったことにも冷静な反応を示した。「すべてのチームが簡単な相手ではない。このような大会では、運命に導かれた相手を倒すまでだ。ドイツの強豪と顔を合わせることになったが、いずれにせよわれわれは全力で立ち向かう。一般的には、第2戦をホームで迎える方が有利なはずだ」

アギーレ監督に自信
アギーレ監督も次のようにコメントした。「アトレティコは成長段階にあり、努力を続けているチームだ。ここ2年間、能力の高い選手を獲得するだけでなく、トップレベルを目指して努力を重ねてきた。(シャルケのマヌエル・)ノイアーは素晴らしいGKだ。出場すれば大きな存在感があるので、彼の回復状況を今後もチェックしたい。シャルケにはクロアチア出身の主力選手が2、3人いるはずだが、確か(イバン・)ラキティッチもけがを負っている。さらにラフィーニャは、クン(アトレティコのセルヒオ・アグエロ)と同じく五輪出場で北京へ向かった。また、シャルケには偉大なアタッカーの(ジェフェルソン・)ファルファンが加わり、さらに(ハリル・)アルトゥントップも控えている。彼らはとても強いチームに違いないが、われわれも負けてはいない」

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