移籍を望むリュクサンと、それを拒むアトレティコ

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アトレティコの役員であるミゲル・アンヘル・ヒル氏は27日、バーミンガム・シティから公式に届いた3年契約のオファーを告げるため、リュクサンの代理人であるマルガリータ・ガライ氏と会談を持った。リュクサンは月曜の午前中、自らイングランドへ赴きバーミンガムと話し合いを持ったが、その際は移籍金の金額が十分ではないとするアトレティコの主張により、交渉が合意に達することは無かった。いずれにせよ、ニューカッスル、ベンフィカと契約するチャンスを断ってきたリュクサンにとって、スティーブ・ブルース監督率いるバーミンガムはアトレティコを出るための唯一の出口となっている。

 リュクサンがアトレティコを出て行くと決めたのは、クラブが契約更新についての話し合いをあまりに先延ばしにするからであり(その話をはじめたのは半年も前のことになる)、またクラブの発したメッセージがあまりに矛盾しているからでもある。アトレティコは11月になるまで彼との契約交渉は行わないと明言しているが、一方で既に、今と同じ年俸額(出場試合数に応じてという制限付き)での3年契約をオファーする意思も公表しているのだ。

 ヒル・マルティン氏はアギーレ監督が彼の残留を望んでいることを理解している。だが、・ガルシア・ピターチSDは彼との契約更新が不可能に近いと考えている。今はバーミンガムの新たな動きを待ち、移籍が成立した際に必要なリュクサンの代役探しをしなければいけない。現在名前が挙がっているのはハビ・ガルシア、モッタ、そしてバルセロナのマルケスである。

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