ダービーを熱くするのはレジェス

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土曜に始まるリーガ・エスパニョーラは、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリーという特別な一戦で幕を開ける。サンティアゴ・ベルナベウのピッチ場には22人の選手が立つことになるが、中でもホセ・アントニオ・レジェスの存在はこの一戦をより熱くさせるものになる。

「ラジオ・マルカ」のスタジオにゲスト出演したレジェスは、ダービーを前にした新チームの現状と共に、自身の移籍秘話を明かしてくれた。昨季R・マドリーがタイトルを決めた際の主役の1人である彼は、今やそのR・マドリーを倒すことしか考えていない。「今のアトレティコは素晴らしいチームで、既に皆が馴染んでいると思う。でもマドリーは新戦力の獲得が遅れたので、まだチームがまとまってないんじゃないかな」。更に彼は、古巣相手にゴールを挙げることまで考えている。「神様が望むなら、ベルナベウでゴールを挙げたいと思ってるよ」。

 彼はチームメイトのフォルランについて、その能力の高さにに驚きを見せた。「彼は今まで一緒にプレーした中で最高のFWの1人だよ。素晴らしい嗅覚を持つストライカーだね」。また彼は、チームに絶対の信頼感を持ちながら、「目標を定めるのは良いことじゃない。最終的にがっかりしてしまう可能性があるから」との考えを示した。

 今夏途中からアギーレ監督の指揮下に入った彼は、プレシーズンの間に自身がトップフォームを取り戻したと確信している。「ここ最近の数試合で、既に最高のレジェスを見ることが出来たと思う。ゴール、アシスト、そして自分がやるべきことが出来ているんだ」。更に彼は、インタビューを通してアトレティコのファンが自身を迎え入れてくれたことへの満足感を示し、「アトレティコでR・マドリー以上の勝利をものにするよ」と笑顔で宣言した。

 そしてR・マドリーへ完全移籍する可能性があったことについては、きっぱりと次のように語った。「マドリーは僕とアーセナルと交渉していた。だからアトレティコと契約した翌日、ミヤトビッチが僕に『アトレティコには行かないでくれ』と電話をかけてきたんだ。二度も彼の期待を裏切るのはいい気分じゃ無かったよ」。

 最後に彼は、新しいクラブのファンに対してメッセージを送った。「チームは11人だけじゃない。12人で戦うんだ。チームの調子が良い時、悪い時には12人目の仲間(ファン)がやってくる。今シーズン、僕らは何らかのタイトルを獲りに行く。そして土曜の勝利をファンのみんなに捧げるつもりだよ」。

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