リュクサン「僕らの勝利でR・マドリーが優勝することになっても、それはそれで仕方のないこと」

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アトレティコ・マドリーのMFリュクサンは、20日のバルサ戦での勝利がレアル・マドリーのリーガ優勝を決定づけることになったとしても来シーズン、ヨーロッパの舞台に立つ目標にさらに一歩近づくためにもこの試合で勝つことが目標であると明かした。「長い間、ヨーロッパの舞台でプレーしていないこともみんな分かっている。だから、日曜日は大事な試合となる。僕らの勝利がR・マドリーをチャンピオンにさせることになっても関係ない。多少は悔しいけれどね。最終的にバルサが優勝すると僕は思っているけれど、どっちてもいい」と力を込めた。

 バルサ戦を控え自身は良い時期を迎えていると強調したリュクサン。「メンタル的にも、ヘタフェ戦での勝利はバルサ戦を迎えるにあたり自信となっている。それにずっと4点なんてとっていなかったからね。偉大なチームとの試合に向けて、勝ち点3獲得のために冷静になる必要がある」と語った。「モンジュイックでもアノエタでも惨憺たる結果だった」と認めた彼は、「同じ過ちを繰り返さないようにしたい。残り4試合しかないからね。あと2勝でUEFA出場圏内を確実にできることも分かっている」と慎重さを見せた。

 次節のライバルについて「ベティス戦での引き分けで一歩後退した」と見るリュクサンだが、「バルサはリーガでも最高のチームであり続けているし、最高の選手が揃っている、できる限りベストなやり方でこの試合を楽しむつもりだ。バルサの弱点を突き、勝ち点を奪う。そうすれば、僕らにとって偉大な一歩を踏み出せることになるからね」と意欲を見せたが、バルサが優勝の大本命であると繰り返した。「僕にとってベストチームはバルサだ。他のチームじゃない。昨シーズン、リーガとチャンピオンズリーグを制した。セビージャもかなり良いし気をつけないとね。でも、バルサはバルサだよ」とコメント。

「各ラインにバルサは世界でも最高の選手を揃えている。彼らは毎年勝つことを要求されるし、勝てないと批判される。それは当然のこと」と明かしたリュクサンだが、バルサの弱点はカウンター攻撃にあると見ているようだ。「バルサは多くの選手で攻撃をしかけるチームだし、今年はカウンターがバルサの弱点であることも分かっている。僕らはカウンター攻撃で試合に勝ってきた」と説明。「バルサは優勝争いを演じ続けるためにもこの試合に勝つ必要があるし、ナーバスになっていることに期待している。彼らの我慢し、勝たなければいけないという焦りを僕らは突かなきゃいけない」とバルサをどう攻略するか自身の見解を示した。

 また、優勝はR・マドリーかバルサについては、「試合を見た限りでは両チームにチャンスはあると思う。大本命はバルサだと思うけれどね。R・マドリーには厳しい試合が残っているからさ」と答え、「バルサが優勝するだろう。アトレティコの人間としてではなく、僕個人の意見としてバルサに優勝して欲しいね。最高のチームが優勝して欲しい。僕にとって最高のチームはバルサなんだ」とも。また、R・マドリーは終盤戦に来て調子を上げてきたことは間違いないとし、「R・マドリーが優勝争いに踏み止まるに相応しい戦いをしている。ここ最近の試合では非常に良い結果を残している。でも、シーズンを通して見ればバルサがベストだ」とコメントを残した。

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