アトレティコ・マドリー対ビジャレアルの試合におけるアトレティコ・マドリー選手の反スポーツ的言動と主審の判定に対し多くのビジャレアルの選手達が怒りを露にしている。サイドバックのホセ・エンリケは、「勝つのはいいがその勝ち方、さらには試合後に馬鹿にした発言をした」とアトレティコ・マドリーを非難した。
ビジャレアルのロッチ会長もビジャレアルFWギジェ・フランコが倒れているにもかかわらず主審はプレーを止めず、アグエロのセンタリングをエレルがゴールしたことを何度も指摘した。
ビジャレアルの怒りは3つの理由からきている。ゴールの場面、試合後のアトレティコ・マドリー選手達による侮辱、そして主審のジャッジだ。ゴールシーンについては、ギジェ・フランコが倒れているのを知っていながらアトレティコ・マドリー選手がプレーを続けたとビジャレアルは主張している。
さらに怒りを膨らませているのが試合後にゴールを決めたエレルとDFペレアがビジャレアル選手達をばかにするような発言をしていた事だ。これはロッチ会長もグランド脇のトンネルで確認したようで紳士的な態度ではないと認めている。
FWホセ・マリは、「試合中熱くなるのは分かるが試合が終わった後に事が起こったのは恥じるべきだ。ゴールシーンについては馬鹿正直になりすぎた。スペインサッカーには紳士的プレーなどない。必死で守り続けるべきだった」と試合を振り返った。
またFWフォルランは、「集中力を欠いた。もし自分の所にセンタリングが来ていたら僕でもシュートは打っていたよ。その後に選手が倒れていたのに気付くだろう。プレーを続けなかったことが後で大きく響いた」とミスを認めた。
ホセ・エンリケはアグエロが正直ならギジェ・フランコが倒れていたのを見ていたと認めるだろうと言うが、「彼の態度は恥知らずだ。悪いことをした事を認めるべきだ」と付け加えた。
最後にペレアがホセ・マリをペナルティーエリア内で倒した場面についてロッチ会長はホセ・マリが大げさに倒れたので主審が笛を吹かなかったとコメントしたが確かにPKだったことも認めている。当のホセ・マリは、「すね当てに当たる音がした。主審は近くに居たのでPKの判定をするべきだった。でもふけないような強迫観念が働いていた」とコメントを残した。
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