1-1 |
Leo Franco;
Seitaridis, Perea, Ze Castro, Antonio López;
Galletti (Mista, m.73), Maniche, Luccin, Jurado;
Fernando Torres y Agüero.
Real Madrid
Casillas;
Salgado, Cannavaro, Helguera, Miguel Torres;
Reyes (Cassano, m.46), Guti (Marcelo, m.77), Emerson, Gago (Diarra, m.55);
Raúl e Higuaín.
Goles
1-0: m.11: Fernando Torres
1-1: m.62: Higuaín
Atlético de Madrid: Luccin (m.41), Galletti (m.61)
Real Madrid: Cassano (m.48), Miguel Torres (m.49), Guti (m.54), Diarra (m.85) y Casillas (m.90).
Real Madrid: Cannavaro (m.84)
Árbitro: Daudén Ibañez
Estadio: Vicente Calderón
アトレティコ・マドリー対レアル・マドリーによるマドリーダービーが24日、アトレティコのホームで行われた。試合は1-1の引き分けに終わった。
第23節終了時点で、レアルは4位でアトレティコは5位。順位が1つしか違わない状態でマドリーダービーが行われるのは、1992年以来。1999年以来マドリーダービーで勝利を挙げていないアトレティコにとっては、今回こそはという期待とともに試合を迎えた。
今季、ホーム戦で苦戦を強いられているアトレティコだが、この日は、試合展開がアトレティコに好都合だったこともあり、レアルを圧倒した。
普段の対戦相手は、アトレティコ攻撃陣の高い身体能力を警戒して守備を固め、ボールを奪うと前線にロングボールを送る傾向が強い。このため、アトレティコは嫌でも自陣からボールを保持して攻撃を組み立てなければならなかった。しかし、レアルはほかのチームとは違い、イグアインやラウルらの攻撃陣を前線に残したままで守備を行ったために、、アトレティコ攻撃陣は広大なスペースを得て、持ち味を生かしたプレーができた。
さらにレアルは、ガゴやエメルソンといった守備的MFを経由してボールを前線に送ろうと試みたため、アトレティコは起点となる彼らをつぶして、そこからカウンター攻撃を仕掛けることができた。
前半11分にはレジェスからボールを奪ったアトレティコが、右サイドから攻撃を展開し、最後は中央に走り込んだFWトーレスがゴールをたたき込んで先制点を奪った。トーレスにとっては、レアル相手に挙げた初めてのゴールだった。
さらにアトレティコは、前半14分に右サイドのFKからペレアがゴールを決めた。だが、これはペレアがオフサイドポジションにいたという判定でノーゴールに。さらに、ペレアのプレーの前にはアグエロが倒されていたが、このプレーにもファウルは取られず、疑惑の判定だった。
後半のレアルは、レジェスをカッサーノに、ガゴをディアラに代えて反撃を試みた。前半のガゴは、アトレティコの選手に身体能力で圧倒されてボールを失い続けた。しかし、体を張ってボールを守ることができるディアラが投入されたことで、レアルはなんとかボールを前へと展開できるようになり、ピッチ中央でゲームが展開されることになった。
レアルはアトレティコ陣内にボールを運ぶ機会が増え、後半16分にカッサーノのスルーパスをイグアインが決めて、同点に追いつくことに成功した。
その後はアトレティコが再三攻撃を仕掛け、トーレスとアグエロのコンビに翻弄(ほんろう)されたカンナバーロが退場になったが、GKカシージャスの好守によってゴールは生まれず。試合は1-1で終了した。
完全にレアルを圧倒したアトレティコだが、審判の不可解な判定によって勝利することはできなかった。しかし、アトレティコのアギーレ監督は「われわれがこのようなプレーを続けることができれば絶対に目標である欧州カップ戦の出場権獲得は可能だ」と、前向きな言葉を残した。逆にレアルのカペッロ監督は「チャンピオンズリーグの試合をこなして疲れが残っていた。引き分けに持ち込めたことは重要。これでわれわれは2日休むことができる。体力を回復させて次戦に臨みたい」と、苦戦の原因が疲れにあったことを強調した。
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