アギーレ監督「チームの潜在能力を信じている」

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アトレティコ・マドリーのハビエル・アギーレ監督は、MFマキシ・ロドリゲスとMFマルティン・ペトロフをけがで失ったものの、チームに潜在能力があり、補強は考えていないと19日語った。「私たちは誰も獲得しないことで一致しており、このまま進まないといけない。それだけだ。逆境をはね返すと約束する。チームには潜在能力があると信じている。戦力はダウンしたが、下部組織とも話をしないといけないし、そこの選手たちには『俺がいるぜ』と言ってもらわないといけない」とアギーレ監督は会見で語った。

アギーレ監督は今の体制を維持し、補強は要請しないとした。「今は状況を評価し、先程述べたような結論に達した。意見を交換したが、チームは毎試合戦ってきて勝利がついてきているし、このサッカーを続けていく」と説明。さらに「ペトロフとマキシ、そしてガビとミゲル(・デ・ラス・クエバス)のためにも戦い続けいないといけない。チームは強くなってきている。この難しい時期だからこそ。さらにチームとして団結する」と続けた。また「チームに必要なことは全てそろっている。今日(19日)、19人の選手たちと練習した。3人のGKと20歳の選手(下部組織のビクトル・ブラボ)も一緒だった。みんな一緒に監督や首脳陣に対し、責任を持って向かわないといけないことを知っている。突然だがいいプレーをしようとして、これからの難しい時期に勝ち点を積み重ねていかないと」とした。鎖骨を骨折したガビの回復については「早い」とした。「3試合後には(ガビは)復帰する。それとミゲルは2月に戻ってくる。マキシとペトロフは時間がかかる。またいい戦力がそろうよ」とアギーレ監督は述べた。

マキシ・ロドリゲスとペトロフという、レギュラーの両ウィングを失ったため、システムを変更し、リュクサン、、コスティーニャの3人のボランチで21日のデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャ戦を戦う可能性がある。これについては「この中盤の布陣で土曜日(21日)を戦うかもしれない。普段は2人だ。明日(20日)にこのことは決める」とした。両ウィングの離脱については「新たなプレースタイルを生む」とし、「中盤をダイヤモンド型にしたり、トップ下を2人にしたり、それに誰を使うか・・。毎日新しいことが起こるから、そして、起こることを完全にコントロールできないからサッカーは楽しく、面白い。コントロールできないことはあるし、けがはその1つだ」と述べた。

21日の相手であるデポルティーボについては「(ホアキン・)カパロス監督はチームを若返らせた。かなりのエネルギーと、フィジカルと、潜在能力のあるチームだ。(15日の)ベティス戦では終了間際に勝利を逃したが、私たちと互角だろう」とした。また、「厳しい戦いになると思う。リーガ全体を見ても、直接のライバルとして考えるべき相手だ。とても強いし、とても手堅いし、まじめなチームだ。好きなチームだよ」と述べた。さらに「かなり私たちと力は接近し、よく戦い、よく走り、選手は個人技に優れている」と評価した。

アトレティコは今季序盤、アウェイの方が本拠地ビセンテ・カルデロンよりいい試合をしている。これについては「アウェイで私たちはよりリラックスし、ボールを支配している」と述べた。さらに「(ホームと)同じように指示を出しているが、アウェイでは主導権を相手にゆだねる傾向があり、それでかえってリズムをつかめるのだろう」とした。チームは「いいサッカーができている」と評価。そして「これまでの6試合、とてもいい。たとえば、ラシン戦の序盤や、アスレティック・ビルバオ戦のほとんどの時間、レアル・マドリー戦の前半やレクレアティーボ戦の15分間などだ」と語った。

アギーレ監督はチームの悪い点としては「ボール回し。そして前線からプレスをかけていないことだ。戦術面についてはいい点と悪い点が2つずつある」と評した。また、「私たちには長所同様、短所もある。短所を消し、長所を90分出していかないといけない」とした。最後に、アギーレ監督は22日のR・マドリー対バルセロナ戦について、「まずはデポルティーボに勝つことを考えている。この試合は家で落ち着いて見る。いい方が勝つ。互角だと思うが、面白いのはいいプレーをしたほうが勝つのが真理だということだ」と述べた。

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