マキシ・ロドリゲスとペトロフ、手術成功

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アトレティコ・マドリーのMFマキシ・ロドリゲスとMFマルティン・ペトロフは16日、全治6か月の負傷をした左ひざ前十字靭帯の手術を受け、成功したと執刀に当たったチームドクターのペドロ・ギジェン医師は発表した。マキシ・ロドリゲスは11日のスペイン対アルゼンチン戦で、ペトロフは14日のレクレアティーボ戦で負傷。マドリーのセムトロ病院で、まずマキシ・ロドリゲスが、続いてペトロフが手術を受けた。

ギジェン医師は、マキシ・ロドリゲスは「靭帯が切れている」と説明。ペトロフについては、外側半月板とつながっているとした。そして「マキシの場合は内視鏡で9ミリの穴をあけ、鵞足(がそく。ひざ裏の内側)の腱を移植するT4という形成手術をした。これでしっかり固定できた」と述べた。

また「ペトロフはひざの外側半月板も負傷し、8%しか半月板の縁とつながってなかった。そこで内視鏡を使い、マキシと同じT4という手術を行なった。これで、ピンと腱は張った」と続けた。また、ペトロフは新たな負傷を防ぐため半月板を除去したとし、これについては「出血は特になかった」とした。

ギジェン医師は両選手がこれから48時間、包帯を巻き、冷却装置を用いた‘寒冷療法’を受けるとした。また「6~7日以内に理学療法を始める。その前に大腿四頭筋が収縮する可能性がある。恐れているのはそれだけだ」とした。

リハビリを始めるのは「松葉杖1本で歩けるようになる4週間後から」と説明。さらに「移植した腱が2か月目に拒絶反応を起こす可能性があるが、間違いなく靭帯の代わりになる。6か月間は腱が完全につながらないかもしれない。5か月、5か月半、6か月半、7か月の可能性もある」とした。

同じく執刀したアトレティコのチーフドクターであるホセ・マリア・ビジャロン医師は、来年6月にリーガが終わることに言及。「4月に復帰し、2か月はプレーできる」と見通しを述べた。さらに「いつも治療し、チームに完全に復帰できるよう選手たちとピッチで会話している。チーム練習に参加する前に、4月前にはピッチに出て走ってボールを扱えるようにしたい」とビジャロン医師は述べた。

ギジェン医師はひざの前十字靭帯は「自傷しやすい箇所で、1回のタックルで目も当てられなくなる。これはどうしようもない。先週は、木の床でプレーするハンドボールの選手、乗馬の選手、バスケットボールの選手を治療した」と強調。また、「選手たちはけがが続けて起こるのを知っている。半月板は無理な動きができない関節にあり、十字靭帯はその半月板の影響を直に受ける」と説明した。

ギジェン医師は、マキシ・ロドリゲスのけがの原因が、ヌエバ・コンドミーナのピッチの影響かという点について「ピッチは悪かった。影響があったと言えるが、このけがのメカニズムはあくまで自傷だ。ペトロフは良好なピッチで負傷しているしね」と述べた。

ビジャロン医師はマキシ・ロドリゲスが負傷後もしばらくプレーしたことについて「悪化の原因ではない」とした。

最後に、ビジャロン医師は両選手の精神状態は「とてもいい」とした。さらに「部屋を出るときも手術室に入る時も冗談を言っていた。精神状態はいいし、しっかり回復するよう助けたい」とした。

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