アトレティコ・マドリーがレアル・マジョルカと戦った試合では、再び、今やロヒブランコの半身となった男の輝かしい活躍が見られた。もちろん、アントワーヌ・グリーズマンのことである。このフランス人ストライカーは、現在、チームのプレーの中で、他の誰にもない重みをもっている。さらに言えば、彼は今季のリーグ戦で、直接的にせよ間接的にせよ、最も多くの得点をチームに与えた選手であるとも言えるし、実際そう言われている。
しかし、このフランス人選手は、今シーズンのリーグ戦ではユニークなケースにもなっている。今現在、彼ほど完成された選手はいない。得点だけでなく、アシストもするからだ。マジョルカ戦での2アシストと、本当に特権的な選手で、レギュラー争いの中でもユニークなケースになっている。
バスケットボールで広く使われる言葉で、直接得点(ゴールやバスケット)にアシストを加えた「ダブルスコア」を達成した唯一の選手である。さらにバスケットボールの場合、ブロックを加えれば「トリプルスコア」にもなるのだが、サッカーには当てはまらない。しかし、NBAを愛する彼にとって、この数字は格別なものだろう。
今シーズンのリーガでは、ゴールとアシストで2桁を超えた選手はいないと述べた。彼の場合、レギュラー争いですでに11ゴール・11アシスト、全コンペティションで合計12ゴール・13アシストとなっている。
アルバロ・モラタが依然として得点王であるとすれば、リーガではグリーズマンがマドリッド出身の選手と並んで最多得点であり、今シーズン最も多くのアシストを記録している選手である。アトレティコに近づくには、4アシストを記録しているデ・パウロに頼らざるを得ない。
しかし、リーガ全体では、ここまで2大アシストを記録しているメリノとヴィニシウスは、アトレティコ・マドリーのストライカーに大きく差をつけられている。スペイン人とブラジル人は、それぞれ8アシストしている。
マジョルカ戦の名勝負
グリーズマンはこの試合では得点を挙げられなかったが、実はこの試合ではベストプレーヤーの一人だった。得点数は4回で、モラタの6回に次ぐ2位であった。最も多くのシュートを放った選手(各2本)、ヤニック・カラスコとともに最も多くのチャンスを作った選手(各5本)、ファイナルサードで最も多くのパスを出した選手(22本)、レマル(29本)に次ぐ2位であった。つまり、このフランス人選手は、今回も完璧なプレーを見せたのだ。
そして、彼のピッチ上の動きのヒートマップを見てみると、そのほとんどが中盤とピッチの第3クォーターで行われ、さらに自陣での守備的な行動もあったことがわかる…両サイドに!「私たちにとって決定的な選手、彼が元気だとチームは別のレベルでプレーします、彼は連想、守備、攻撃の能力を持っていて、彼が元気だと私たちはより多くのオプションを持つことができます」、少し前にシメオネは彼についてコメントしていた、今季現実にはすべてのゲームで適用できる言葉であった。
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