アトレティコ・マドリーがレジェスに対してオファーを出したことについて、アーセナルのベンゲル監督は“侮辱”だと語っている。監督はクラブのホームページ上でアトレティコのオファーがたった1200万ユーロ(約17億5000万円)だったことを明らかにし、「こんなものはオファーとは呼べない。単なる侮辱だ」と断言している。
アトレティコからのオファーを認めたベンゲル監督は、レジェスの去就についてはまだ待つ必要があると説く。「移籍するなら選手にきちんと話をするし、移籍しないならここに残るだけ。至ってシンプルなことだ」とのことだ。
「どんなことでも」レジェスと話をしているというベンゲル監督だが「契約を持っている選手の移籍となれば3者の合意が必要になる。もちろんそのためにはオファーが必要だ。しかし今のところ我々が受け入れられるようなオファーなど一切受け取っていない」とコメント。「特に気分を害しているわけではない。私はプレーしている選手達を守りたいだけだ。プレーしていない選手のことなど、どうしろというんだ?例えば、私はミス・ユニバースと結婚したいと思っていても、彼女がそれを望まないというなら、私に出来ることはないだろう?」と独特の言い回しで苦言を呈している。
「この場合も同じだ。レジェスはスペインに戻りたがっているが、我々にはオファーがない。この場合も出来ることなどないだろう?」とベンゲル監督。レアル・マドリーやアトレティコのオファーでは全く満足できていないようだ。
コメント