ヒル・マリン理事長、フラード獲得もグティは否定

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アトレティコ・マドリーのミゲル・アンヘル・ヒル・マリン理事長は、レアル・マドリーのMFグティの獲得を否定した。「マニシェか他の選手はとるが、グティはない」と、同理事長はコメントした。また、R・マドリーのラモン・カルデロン会長と会談し、同クラブのMFホセ・マヌエル・フラードの獲得交渉が完了したとし、その条件は以前提示したものから変わらず、「特に何も不利益はなかった」と、述べた。とはいえ、フラードはサンティアゴ・ベルナベウでのR・マドリー戦に出場できない、再移籍の条件を上乗せするという2つの条件が加わったことを認めた。

ヒル・マリン理事長は獲得目前であるというMFがグティではないと否定。「私たちはMFの獲得に動いており、、もしくは他の選手と合意に達しそうだ。だが、グティではない」と、説明した。

フラードに関しては、R・マドリーのスポーツ・ディレクター(SD)であるプレドラグ・ミヤトビッチ氏と合意し、さらにカルデロン会長の要請で会談が行われ、2つの条件が加えられた。移籍金が300万ユーロ(約4億5000万円)、4年契約で、2年後にR・マドリーが600万ユーロ(約9億円)で買い戻すオプションを付けるという条件は維持された。

そして新たな条件として、最初の2シーズン、フラードをサンティアゴ・ベルナベウでプレーさせた場合アトレティコに罰則が課されること、契約期間の4年の間にフラードを移籍させようとする場合、契約の優先権がR・マドリーにあるという条件が追加された。

この会談で合意に達し、ヒル・マリン理事長は条件の変更を説明。「アトレティコにとって最良のものにできなかった」と、振り返った。さらに「R・マドリーのカルデロン会長は、ミヤトビッチSDが合意したことを全て承認した。最初の条件を維持し、そして最初の2シーズン、サンティアゴ・ベルナベウでフラードをプレーさせると罰則が課されること、2008年6月30日の買い戻しの期限が過ぎても、フラードが移籍する際はR・マドリーに優先交渉権があるという2つの条件が加えられた。もし明日、フラードを他クラブに売ろうとしても、まずはR・マドリーを優先して交渉しないといけない」と、続けた。

ヒル・マリン理事長は、フラードをFCバルセロナに移籍させないという条件をつけたことは否定し、移籍金が上がったことの重要性はないとした。「移籍金が上がったのは選手、アトレティコ、R・マドリーの合意があったからで、バルサのみでなく、他のクラブからもフラードを守るためだ。フラードは今月21日にビセンテ・カルデロンのVIP室で入団会見を行う。その前に、17日にメディカル・チェックを行う」と、ヒル・マリン理事長は述べた。

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