スペイン代表のルイス・アラゴネス監督は15日、6月9日に開幕するワールドカップ ドイツ大会に向けた代表メンバー23名を発表した。
会見場に現れたルイス・アラゴネス監督は、瞬く間に代表メンバーの名を読み上げると、選んだ理由を以下のように語った。
「まず選手を決めるに当たって、どのシステムで代表がプレーするべきかを決めなければならなかった。そして、そのシステムとプレースタイルがうまくかみ合う選手を選んだ。ほとんどの選手は、かなり前から決めていた。 誰かを落として感情的になろうとは思わない。監督としての仕事は、W杯優勝のために最善を尽くすことだ。それ以外に私がここにいる意味は何もない」
さしたるサプライズはなかったものの、FW枠にはラウルとフェルナンド・トーレス、ビージャの3人しか選ばれず、当確とみられていたモリエンテス(リバプール)が外れた。その代わりに入った選手はバレンシアのDFマルチェナ。アラゴネス監督はその理由を「FWが少ないと批判を受けるのは覚悟の上だが、ルイス・ガルシアやレジェスといった選手はFWとしてプレーもできるので、私の考えでは5人のFWがいることになる」と説明した。
またMF枠にはセスク(19)やイニエスタ(22)など今シーズン目覚しい成長を遂げた若手選手が名を連ねた一方、シーズンの大半を故障で棒に振ったチャビもしっかりとメンバー入りを果たした。
戦術に関しては、「今のところ、主となるシステムは4-1-2-3の布陣だ。だが、W杯では試合によって、ウイングの使い方や中盤の構成を変えたりすることになるだろう。そういった組み合わせの面でも、柔軟にシステムに対応できる選手を選んだ。われわれのプレースタイルは、ボールを保持して攻守をコントロールすることだ。私が選んだメンバーは、そうしたサッカーをするために最も適した選手たちといえる」と説明した。
アラゴネス監督はW杯での目標を「スペイン代表がワールドカップで優勝することは非常に難しいと歴史は物語っている。だが、チャンピオンを目指さないなら出る必要もない」と語り、あくまでも優勝を目標に戦うと宣言した。
イケル・カシージャス(レアル・マドリー)
サンティアゴ・カニサレス(バレンシア)
ホセ・レイナ(リバプール)
カルロス・プジョル(バルセロナ)
カルロス・マルチェナ(バレンシア)
ミチェル・サルガド(レアル・マドリー)
セルヒオ・ラモス(レアル・マドリー)
パブロ・イバニェス(アトレティコ・マドリー)
ファニート(ベティス)
デル・オルノ(チェルシー)
アントニオ・ロペス(アトレティコ・マドリー)
シャビ(バルセロナ)
セスク・ファブレガス(アーセナル)
シャビ・アロンソ(リバプール)
アルベルダ(バレンシア)
アンドレス・イニエスタ(バルセロナ)
ホアキン・サンチェス(ベティス)
ルイス・ガルシア(リバプール)
レジェス(アーセナル)
マルコス・セナ(ビジャレアル)
ラウル・ゴンサレス(レアル・マドリー)
ダビド・ビジャ(バレンシア)
フェルナンド・トーレス(アトレティコ・マドリー)
コメント