先のチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、アウェイでのバルセロナ戦(1-2)後に「バルサは守られている」と発言したアトレティコ・マドリーDFフィリペ・ルイスだが、UEFAに同選手を処分する考えはないようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
フィリペはその一戦でFWフェルナンド・トーレスが2回の警告で退場されたこと、また同じようなファウルを繰り返したFWルイス・スアレスが退場とならなかったことに憤り、スペインの国営放送局『TVE』との試合後インタビューで「バルサは守られている。トーレスの退場は不当で、一方バルサの選手はどうすれば退場となるのか」と語っていた。
フィリペのこの発言は、過去にジョゼ・モウリーニョ監督、マヌエル・ペジェグリーニ監督が処分を受けたものと同様の趣旨であるとして、UEFAが同選手に処分を科す可能性が報じられていた。だが『マルカ』によれば、UEFAはこの発言に不快感を覚えながらも、処分の対象にはしない方針のようだ。
その理由には、まず選手の表現の自由が挙げられ、また発言のトーンや内容が誰かを侮辱したり、軽蔑するものではなかったことも考慮されたという。また過去の処分対象になった発言と比べて、世間的な注目を集めなかったことも一因としてあるようだ。
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