フェルナンド・トーレスは木曜日の記者会見で、来シーズン、ヨーロッパの大会に参戦するという目標を果たすためにもチームにとって3月は重要な月になるだろうと伝えた。
「今はラシン戦に集中すること、そして、僕達がヨーロッパの大会に参戦するには全ての試合に勝つ必要があることも分かっている。3月はヨーロッパ参戦を目指すチームとの直接対決が待っているし、そこで彼らに差をつけることができるかどうかが見えてくる。3月は僕達だけじゃなく他のチームにとっても重要な月だし、気を抜くことはできないね」。
先週末に行なわれたダービー戦での敗北について、「残念がってもいられないよ。チームは次に向かっているし、これからの試合のことを考えている。チームはダービー戦のことは忘れているし、次の試合のことだけを考えているよ」と繰り返した。とはいえ、トーレスにとってダービー戦は常に特別なものである。「確かに他の試合とは違う。選手へのプレッシャーも他よりも強いしね。僕達は勝てなかったし、それは残念だよ。チームはもっとやれたと思うし、勝つチャンスもあったんだ。ショックは他よりも大きいんだ」と振り返った。
トーレスは、チーム好調のキーマンでもあるアリエル・イバガサとマキシ・ロドリゲスの復帰に期待している。「マキシやイバガサが不在なのはチームにとって痛い。2人とも僕達にとって重要な選手だからね。マキシは重要な局面に顔を出すし、イバガサは攻撃の要だ。彼らがいればチームはもっと良くなるよ」とコメント。また、自信の調子は良いし、ラシン戦には100%で臨めるとした。
チームの好調ぶりについては、「良い状態だったプレシーズンとは違う状況に陷っていた。一時は降格圏内にまで陷っていたからね。あそこから脱出するのにプレッシャーや不安を感じていた。今僕達はヨーロッパ出場圏内に近づいているし、調子も良いし、モチベーションも高いよ。チームはしっかり準備していると思うし、ピッチの中でも頻繁に話しているんだ。一人ひとりが最大の力を出してプレーしているし、僕達は誰も恐れていなよ」と伝えた。アトレティコ・マドリーはチャンピオンズリーグ出場圏内を視野に入れ戦っていく。トーレスは、「今はセルタとオサスナが有力だし、僕達はまだ遠いところにいる。昨シーズンは期待に背いてしまった。今シーズンは数字的には可能だし諦めることはないよ。でも、一歩一歩進んでいくことが大切だ」と意欲を覗かせた。
レアル・マドリーのチャンピオンズリーグ敗退については、「レアル・マドリーにはすばらしい選手が揃っている。でも、それがタイトル獲得を保証するというものじゃないんだ。ここ数年はタイトルを獲得していない。アーセナルはチームとしての力で個人の力に勝ったんだ。レアル・マドリーは世界有数のクラブだけれど、すべてを獲得できるという意味ではないんだよ」と迷うことなく語り、「ロナウドへのような選手への批判や疑問を理解することはできない。選手は良い時も悪い時もあるんだ。僕達はみんな賞賛も大げさな批判も受けている。彼は経験豊富だから慣れているんだろうけれどね。彼は世界でも優れたフォワードであることは間違いないし、それをピッチで証明できる選手だよ」とレアル・マドリーサポーターを批判したロナウドへの支持を表明した。
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