先月12日にアトレティコ・マドリーの監督を解任されたカルロス・ビアンチが、アルゼンチン紙‘Ole’で現在の心境を語り、監督業からの引退を示唆した。
アトレティコ・マドリーから解任通知を受け、現在はパリで休養中だというビアンチは「監督業には戻らないかもしれない」と思いを吐露。そしてその理由としては「しばらくは家族との時間を大切にしたいから。それに(監督をしなくても)経済的には問題ないし、解任間際のころのアトレティコ・マドリーでの生活のように、人々の敬意を欠く行為に多少うんざりしたからだ」と話した。
母国のアルゼンチンではボカ・ジュニオールスやベレス・サルスフィエルドなどで多くのタイトルを獲得してきたビアンチ。しかし、その名将もアトレティコでは力を見せることなく、解任間際には試合ごとに「ビアンチ、出てけ!」のコールがスタジアムに響いていた。
監督業からの引退を示唆したビアンチだが、サッカー界から完全に離れるわけではない模様。今後の仕事については「メキシコのテレビで、ワールドカップ・ドイツ大会のコメンテーターをやる予定」ということだ。
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