アトレティコ・マドリーは8日にラ・リーガ第16節、本拠地シビタス・メトロポリターノでのバルセロナ戦に臨み、0-1で試合を落とした。ディエゴ・シメオネ監督は試合後、自チームの方が長い時間、主導権を握っていたとの見解を示した。
22分にMFペドリのドリブル突破を起点にFWウスマン・デンベレの失点を許したアトレティコ。その後に反撃に出て、バルセロナを押し込んだものの、決定機を決め切れず1点ビハインドのまま試合終了のホイッスルを迎えた。
試合後会見に出席したシメオネ監督は、次のような感想を述べている。
「ラ・リーガにおいて、重要な勝ち点を獲り損なったという悪い感触だ。私は選手たちが70分間にわたって見せた個人、コレクティブな仕事ぶりを心に残している。今日は何より重要な勝ち点3が伴わなかったが、しっかりと戦った試合だった」
「最初の20分間をバルセロナが支配し、残りの70分間を私たちが支配してああしたシュートを打っていけるのならば、それは私の望む試合となる。私たちは相手陣地でプレーして、チャンスを生み出していった。だがしかし、このゲームで鍵を握るのはコントゥンデンシア(確信性あるプレー、ガツンとしたプレー、広い意味での決定力)だ。決め切ることができなければ難しい」
シメオネ監督の前に会見に出席したGKヤン・オブラクは、最初にバルセロナに主導権を握られたこと、コントゥンデンシアを持てなかったことの理由にメンタルの問題を挙げた。
「解決法は努力し続けること、70分間の私たちに近づいていくこと、もっとコントゥンデンシアを持つことだ。各チームのための時間帯は必ずある。彼らは20分間それを持ち、点を決めた。一方の私たちはチャンスを決めきれなかった」
その一方で、シメオネ監督がいつも口にしているコントゥンデンシアは、選手が生来持っているものなのか、それとも練習で身に付くものなのかを問われると、こう返した。
「持っているものだろう。練習はできるが、持っているか持っていないかだ」
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