アトレティコ退団を目指すJ・フェリックスだが…シメオネは最後まで戦力に数える意向、スペイン紙報道

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アトレティコ・マドリーでのディエゴ・シメオネ監督は、この冬の市場で同クラブ退団を目指しているとされるFWジョアン・フェリックスを最後まで戦力に数える意向のようだ。スペイン『マルカ』が報じている。

レギュラーになったかと思えば再びベンチ要員に戻るなど、ディエゴ・シメオネ監督のもとで安定して出場機会を得られてこなかったJ・フェリックスは、この冬での移籍を決断している模様。移籍金1億ユーロのオファーがアトレティコに届くか、夏の市場に向けてその価値を示すためのレンタル移籍により、他クラブでプレーすることが見込まれる。

しかしながらシメオネ監督は、J・フェリックスやクラブの考えに関係なく、同選手を戦力に数え続けるようだ。

負傷するリスクもあるために、移籍濃厚とされる選手を指揮官が積極的に起用するケースは珍しいが、シメオネ監督は「クラブとチームのために最後まで最善を尽くす」と発言していたように、勝利に近づくためにJ・フェリックスが必要と考える場合には躊躇うことなく起用する考えという。

事実として12月29日のラ・リーガ第15節、本拠地ワンダ・メトロポリターノでのエルチェ戦(2-0)でJ・フェリックスは先発出場を果たし、チームの先制点を記録。シメオネ監督率いるコーチングスタッフは、カタール・ワールドカップから継続しているJ・フェリックスの好調ぶりに好感触だったようだ。

シメオネ監督がJ・フェリックスに求めていたのはプレーの安定感で、これまではそれがなかったためにピッチとベンチを行き来させてきたとみられる。皮肉も、J・フェリックスは移籍を決意したとされるこのタイミングで、その安定感を示しているのかもしれない。

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