ディエゴ・シメオネ監督が、今冬でのクラブ退団が噂されているFWジョアン・フェリックスについて語った。28日、『マルカ』が伝えている。
2019年夏に移籍金1億2600万ユーロ(当時のレートで約153億円)でアトレティコ・マドリーの一員となったJ・フェリックスは、シメオネスタイルに適応するまでに時間がかかったものの、昨季の公式戦では同クラブ加入後最多となる11得点を記録した。しかし今季、FWアルバロ・モラタの復帰や3バックシステムの運用変更もあり、同選手のプレータイムが減少。シメオネ監督との関係悪化も囁かれており、今冬の移籍市場でクラブを退団する可能性もあると報じられきた。
そんな中、28日に行われるラ・リーガ第15節エルチェ戦の前日会見に臨んだシメオネ監督は、J・フェリックスとの確執や退団報道について「いい関係で仕事ができている。私はクラブにいる間、人と人との間に多少の(価値観の)違いがあっても、またそれらすべてに賛同することができなくても、クラブのために最善を尽くすことを決してやめない。私や選手がクラブに在籍する最後の日まで。みんなの最大限の力を発揮するためにね」と胸中を明かした。
FIFAワールドカップカタール2022にポルトガル代表として臨み、1ゴール2アシストをマークしたJ・フェリックス。シメオネ監督もカタールの地での活躍を引き合いに出し、「私にとって重要なのはチームであり、彼はそのチームにとって大切な存在。ワールドカップで見せたものを私たちにも伝えてくれれば、替えが効かなくなる。能力と才能があり、チームには彼の資質が必要だ」とポテンシャルの高さを改めて強調している。
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