5日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝バルセロナ戦1stレグで不用意なファウルから前半のうちに退場処分を受けてしまったアトレティコ・マドリーFWフェルナンド・トーレスは、未だに2枚目のイエローカードの判定に納得していない。トーレスは13日に控える2ndレグを前にスペインのラジオ『Cadena SER』で退場シーンを振り返るとともに、改めて自身のプレイが退場に値しないものだったとコメントした。
「僕の憧れの選手? 憧れはファン・カルロス・バレロンとフランチェスコ・トッティだね。でも、今日はそんなことについて話している場合じゃないんだ。僕は2枚目のイエローカードは正しくない判定だったと確信している。無気力さとフラストレーションが混ざった感じだよ。もう1度ファウルの場面を見たけど、あれはスリップだ。蹴ろうとしたわけでも遅れてタックルが入ったわけでもない。避けられたプレイだったけど、2-0にしたいという思いがチームを傷つけてしまった」
「僕は11人ならアトレティコが勝っていたと思う。だからこそ試合の次の日はきつかっ たよ。乗り越えるのに2日はかかった。あの退場はキャリア最悪のものだよ」
トーレスが退場するまでのアトレティコは良い形でバルサと戦えていたため、11人の状態ならば勝利を掴めたかもしれない。結果的にはトーレスの前向きすぎる姿勢がチームを苦しめることになってしまったが、チームメイトもトーレスが勝ちにこだわっていたことだけは理解しているはずだ。トーレスは退場になる前に貴重なアウェイゴールを決めてくれたが、チームメイトはこれを2ndレグで活かせるだろうか。
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