5日に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグ、バルセロナとアトレティコ・マドリーの一戦は良くも悪くもアトレティコFWフェルナンド・トーレスが注目を集めることになってしまった。バルサ・キラーとも言われるトーレスはその異名通り先制ゴールを決めてみせたが、勢いに乗りすぎたのか激しいプレスを連発して前半35分に退場。アトレティコのゲームプランを大きく狂わせることになってしまった。
しかし、この試合で解説を務めた元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏とマイケル・オーウェン氏は、バルサFWルイス・スアレスも退場になるべきだったと考えている。スアレス は前半にアトレティコDFファンフランを蹴っており、アトレティコ側もスアレスが退場になるべきだったとの意見だ。
このシーンについてオーウェン氏は、スアレスがファンフランを蹴ったあとに取った行動に注目。スアレス本人も間違ったことをしたと気付いたのではと持論を展開している。
「あのシーンはピッチに残るべきではない典型的な例だろう。スアレスは分かっていたはずだ。だから彼はファンフランを蹴ったあと、すぐに彼を捕まえて申し訳ないと謝罪している。だが、ファンフランを捕まえたのはファンフランがピッチに倒れ込むのを防ごうとしたんじゃないのかい? 」
ファーディナンド氏もスアレスの蹴りがフラストレーションの表れだ ったと感じており、レッドカードを提示されるべきだったとの意見だ。主審は見逃していたようだが、あの場面はトーレスの退場以上にゲームの流れを左右するものとなった。
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