2大会連続でワールドカップの決勝戦へ進んだフランス代表。その中でFWアントワーヌ・グリーズマンが果たす役割は絶大なようだ。
前回大会王者としてカタール・ワールドカップに臨むフランス。グループステージを首位で通過すると、決勝トーナメントではポーランド、イングランド、モロッコを次々に撃破。18日に行われるアルゼンチンとの決勝戦へ駒を進めている。
そんな“レ・ブルー”では、今大会トップの5ゴールを奪うキリアン・エンバペの活躍に大きな称賛が集まっている。しかし、チームに欠かせないのはエンバペだけではないようだ。
データサイト『Opta』によると、グリーズマンは今大会で計「21」回のチャンスを作っているが、これは大会最多の数字。また1試合平均チャンス創出数は「3.5」で、これも大会最多の数字になっているようだ。ここまで記録した3アシストも大会最多タイとなっている。
さらにアシスト期待値(予想アシスト数:xA)は「3.54」、リロイ・サネ(1.86)やリオネル・メッシ(1.63)を大幅に上回って大会トップを走っている模様。またこの数字は1996年以降のワールドカップでも最多となっており、彼の記録に次ぐのは1986年大会のディエゴ・マラドーナ(3.46)のようだ。そしてワールドカップ全体を通しても、同一大会でアシスト期待値が「3」を上回った史上4人目の選手に。マラドーナ、ヨハン・クライフ(3.23)、チャビ(3.19)らレジェンドに並んでいる。
なお先日、グリーズマン本人はフランスでの役割について「この新しい役割ではとても自由なんだ。ディフェンスとフォワードをつなぐ役割を担っている。僕の前には3人(エンバペ、ジルー、デンベレ)がいるからより選択肢は多いし、僕にとっては簡単なんだ」と答えている。
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