クラブで“512分”しかプレイせずともコンディションは万全 スイス撃破に貢献したポルトガルで”最も危険な男”

この記事は約2分で読めます。

FIFAワールドカップ・カタール大会、決勝トーナメント一回戦の最終戦ポルトガル対スイスのゲームは6-1でポルトガルの圧勝となった。

スイスは決して悪いチームではなく、グループステージではブラジルを追い詰めている。ラウンド16まで複数失点は一度のみだったが、ポルトガルの破壊力がその上を行った。

ポルトガルの攻撃のキーマンはジョアン・フェリックスだった。
ベンフィカからアトレティコ・マドリーに移籍した超新星だが、クラブでは上手くいっていない。移籍の可能性が報じられており、大会後何か動きがあるかもしれない。

今季クラブではリーグ戦で512分しかプレイしていないポルトガル代表FWだが、コンディションは悪くない。体、頭共に冴えており、スイス戦ではビルドアップ面でチームに大きく貢献した。

スイスは序盤ポルトガルのビルドアップにプレッシングをかけている。これが効果的であり、ポルトガルは後方からつなげず、ロングボールを蹴らざるを得ない状況に追い込まれる。そうなればスイスが有利なのだが、左ウイングで先発したフェリックスが最終ライン付近までポジションを下げ、そこからドリブルやパスでボールを運ぶ。スイスはこれにストップをかけることができない。とくにドリブルの推進力はすさまじく、スイスの組織をフェリックスの個で破壊していく。

アタッキングサードでのプレイもピカイチであり、2アシストを記録した。5点目のシーンはフェリックスが得意とする形であり、セカンドストライカーの位置がしっくりくる。

クラブでの立ち位置は微妙だが、代表では素晴らしい輝きを見せるフェリックス。今大会はここまで1ゴール2アシストと目に見える数字で貢献しており、今後の移籍市場で人気銘柄となるのは間違いない

コメント