やはりシメオネは名将だった! 昨季の反省をグリーズマンの得点に繋げる

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8日におこなわれたアトレティコ・マドリード対スポルティング・ヒホンの一戦では、珍しい光景が見られた。アトレティコの指揮官ディエゴ・シメオネがFWヤニック・フェレイラ・カラスコを下げ、MFオリベル・トーレスを投入した采配にサポーターからブーイングが起こったのだ。試合は終了間際のFWアントワーヌ・グリーズマンの得点で勝利したものの、終了後のムードは良くなかった。

しかし、スペイン紙『マルカ』はシメオネが名将と呼ばれる理由がスポルティング戦で出ていたと主張している。同メディアによると、シメオネの交代策にサポーターが疑問を感じるのはこれが初めてではない。昨季のセルタ戦でも同じようなことがあったのだ。

シメオネは昨季のセルタ戦で、2-2で迎えた後半23分にグリーズマンを下げ、FWラウール・ガルシアを投入する采配を見せた。突破力と得点力を持ち合わせるグリーズマンを下げる判断に疑問を感じたサポーターは多く、結局この試合は引き分けに終わった。同メディアは、シメオネがこの時の反省を今回のスポルティング戦で活かしたと評価している。
シメオネは試合後に、カラスコを下げたのはグリーズマンをピッチに残しておきたかったからと語っている。カラスコは個人の力で局面を打開していたが、シメオネは得点力の面でグリーズマンが上と判断。その結果、グリーズマンは貴重な決勝点を挙げてチームを勝利に導いた。

なぜカラスコを下げたのかと不満に思うサポーターも多いはずだが、シメオネが昨季のセルタ戦での反省を活かしていなければ、今頃は勝ち点1でもっと不満を感じていたかもしれない。

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